高知新聞社「声ひろば」投稿講座

 今日3/25に高知新聞放送会館で「声ひろば」投稿講座が開かれました。定員は20名とのことでしたが、大変盛況でキャンセル待ちが出るほどの申し込みがあったそうです。私は今月初旬新聞に募集が掲載されすぐに申し込みましたら、受付の方が「あなたが第一号です!」と言っていただきました。文章を書くのは好きで、このブログも最近は曜日を決めずに週一回、書きたくなった時に書くようにしていますが、やはり同じような内容になったり表現になったりしそうで、作文や小論文を教える立場でもありますから、より専門家の文章の書き方、そしてそのポイントを学びたいと思ったからです。
 会場は定員一杯で主に熟年の方で投稿常連の方も多かったようですが、講師である新聞社のコーナー担当の方のお話を熱心に聞かれていました。その担当の方の文章を読ませていただきましたが、素晴らしかったです。短い文章の中にストーリーがあり、その現場の様子が生き生きと映し出されて、小気味よい締めの文章で完結していました。やはりいかに短い文章で読み手の心をつかみ、その世界に引きずり込む文章力は大切ですね。
 2時間の講義でしたが1時間半で終わり、残り30分声ひろば投稿用紙が配られていましたので、今日の講義要領を参考に何か書いてみてください、との話でしたが皆さん30分ではとても書けません、と言われていました。でも私はその30分でその日の講座についてのエッセイを、500字ほどにまとめまして書き上げ、その担当者に読んでいただきました。それをやれたのは唯一私だけでしたが、「なかなかまとまった良い内容の文章に仕上がっていますね!」と褒めていただきました。他の高知新聞の方からも「30分でこの内容が書けるとはすごいですね」とも言っていただき、「ひろばの投稿欄にはこれはその投稿欄のコーナーの話ですから内容的には出せませんが、この講座を1年間高知県各地で開催するので、何かの形で使わせていただきます。」とのことでした。
 久しぶりに原稿用紙での手書きの文章作成でしたが、講座を受けた直後だったからか私はスムーズに書けました。最近のエッセイやブログは短くても、多少文学的な表現もないといけないようですね、そしてこれからは短時間でそれなりの文章が書けることも大切なようです。やはり日ごろの受験生への小論文対策での賜物でしょう。
 高知には入試小論文を指導されている塾も他にもありますが、その指導をしている方の文章も読んでみたいものです。時間を掛ければ誰でもそこそこの文章は書けるものですが、受験では一時間以内に与えられた小論文を読んで、その場で自分の感想をまとめて決められた字数で書けなければいけません。じっくり内容を推敲する時間などまずありませんが、私はそれができますから、より実践的な指導ができるのです。今回の講座参加でプロのお目にかなった事は、大きな励みとなりました。日ごろから鍛えていますしその努力に、天からいただいた私の才能が開花しているのかもしれません。
 読書家は多いですが文章を書く能力とはまた違うものなのです。さらにそれを人に指導する能力は、異次元的に全く違う別物と言えるでしょう。さらに塾では教えて書けるようにして、そして合格させなければなりませんから、塾での小論文指導は容易でないことはお分かりでしょう。でもミシガンでは可能ですから、小論文が書けるようになりたければぜひおいでください!