夏期講座が始まりました、最近の小論文を含めた推薦入試は・・・

 3年振りでしょうか、夏期講座をじっくり始められています。もともと少ない人数ですから、主に塾生対象に実力アップや入試対策を行っています。今年の特徴として小論文を受講したい高校生が今年は多い事です。もう長く指導していますから、多少知られた小論文教室になっていると思いますが、ここでは入試のためだけの小論文作成ではなくて、将来大学に入った時にレポートや卒論などにも役立つ書き方の基本を、時間を掛けて身に付けさせていますから、わずか数か月間、週一回くらいでは身に付くものではないと最初に入る生徒には話しています。

 さらに私立大学では学部によりまして、それらの論文を試験官の前でパソコンのパワーポイントなどでまとめた内容を、プレゼンテーションすることまで求められる大学もありますから、タイピングもかねてのパソコン操作にもし慣れていない様だったら、パソコン教室に通う必要もできて来ます。中にはここで全部それらも教えてもらえると思っている生徒も、過去にはいました。

 高3になって大学を決めたら、推薦入試で小論文をパワーポイントでグラフなどにまとめて発表する、という内容が良く理解できていなかったようで、スマホを主に使っている生徒には無理な話だったようで、私はまず文章を書くことを希望で教え始めましたが、同時にパソコン教室で習い始めたパソコン操作が、短期間では難しいとあきらめた生徒もいました。成績だけでなくて大学では、文章が書けてそれをデジタル的に情報化し、発表できる能力のある学生を、もう求めているわけです。単位を取るだけの高校の情報の授業だけでは、まずパワーポイントの扱いなど無理でしょうし、資料作成を誰かに頼んでプレゼンテーションも個人授業などで特訓し、もし合格てきても結局大学では全部自分でやらなければいけませんから、大学に入っても将来苦労するだけだと思います。

 私も多少パソコンは分かりますが、やはり専門家ではありませんし、入力に関しては我流もよいところで、レポートを時間内に入力してきれいに仕上げるなど、私には教えられません。ただパソコンの使い方は会社や大学で自然に覚えられるものですがこと、一番基本の文章の書き方は、やはり基本をきちんと習っていないと書けないのは明白です。やはり最初は鉛筆で原稿用紙に、字を埋めてゆく事から始める必要はあります。甘くはありませんね・・・。

(参考までにある大学の小論文入試選考を載せておきます。)

[ 第1次選考 ]
課題について 2,500 字以上 3,000 字以内(引用文献一覧の記述図表を除く)で小論文を執筆し,提出しなさい。なお,第 1 次選考に合格した場合,第 2 次選考では小論文の内容を基にプレゼンテーションを実施するので,プレゼンテーションも念頭に置いて小論文を執筆すること。
[ 第2次選考 ]
小論文に基づき,本学が指定する期日までに,プレゼンテーション用資料を作成し,令
和*年 * 月 *日の本学が指定する時間にプレゼンテーションを実施しなさい。
なお,プレゼンテーション用資料の提出締切日及び第 2 次選考の集合時間等については,第 1 次選考の合格者に対してのみ通知する。
[ プレゼンテーションの概要 ]
プレゼンテーションは面接(対面)方式を予定している。プレゼンテーションソフトウェアは,「Microsoft PowerPoint」あるいは「Google スライド」に限定し,プレゼンテーション最長 10 分,質疑応答 10 分以内,合計 20 分以内を予定している。プレゼンテーションのファイルは期限までの事前提出が必要であり,提出後の変更は誤字修正を含めて認められない。