親戚の披露宴に参加した。ここしばらく披露宴は参加していなかったが、ずいぶん様変わりしていた。昔は高級ホテルの宴会場が披露宴の会場であったが、今は結婚式披露宴専用の会場があり、専門のスタッフが感動的な披露宴の演出していて、披露宴そのものがドラマ仕立てになっていたのだ。
私が20~30代の頃はシーズンの大吉などの祭日や日曜日などは、午前中から何組もの披露宴があり、どれも同じようなパターンであった。そんな結婚式や披露宴に嫌気がさして自分の時は、新婚旅行を兼ねた結婚式をハワイの教会で挙げたのである。自力でとにかくやりたかったから、旅行雑誌のABROADで探した当てた海外挙式プランである。大した指輪も買えずにお金を有意義に使いたかったので、同じ内容でシーズンとオフシーズンではかなりの違いがある、高いコースの一番安いオフシーズンのコースを選んだのであった。ホテルはワイキキの老舗有名ホテルであったが部屋からは海が見えず、天気も良くなくて最初かみさんには申し訳なかったことを覚えているが、ハワイの知人がそのホテルの上役を知っていて、運よく海側のラナイ（ベランダ）のある部屋に移ることができたのである。その知人とはその後も交流が続き息子さんの結婚式や、私のカラオケ大会優勝の副賞でのアメリカ旅行で、家族と一緒に立ち寄らせてもらった。
結婚式や披露宴は両家族には必要だろう、でも同じお金を使うなら思い出として残る生涯一度の旅行に、より多くのお金を使う事をお勧めしたい。でも私の友人で新婚旅行で、北極圏まで行って真冬の犬ぞり体験をしてきた人がいるが、新婦はさぞ驚いた事だろう。フルムーンはシルクロードのラクダの旅かもしれない。
