こんな住みにくい所・・・でも・・・I  love  Kochi !

   ある県外の知人の方が仕事関係で高知を旅行した時の旅行記メールマガジンとして送ってこられ、あまりに四国のこと、高知の事をすばらしく書いていたので現地に住んでいる地元民の正直な生き様を下記のように返信させていただきました。
   第三者的に高知を見ますと「なんでこんな住みにくい所に固執して命を削って生きていっているのだろう・・?」と時々思ってしまいます。今のこの仕事を逆に多くの人がいる所でやっていれば、もっと早く認めていただけたかも知れません。でもこの住みにくい所が私の故郷なんですね、若い頃は外国に飛び出したいとも思い、英語も学びました。でも外国にいればいるほど「日本人」と意識する自分がいました。だから日本の都会にいればいるほど「土佐人」を意識するかも知れません。
   外国にいる在留邦人の望郷の念はすさまじいものがあります。よく東京の人が「故郷がある人はいいなぁ〜。」と言われますが私も遠くにいれば逆にしょっちゅう「土佐」を思って悲しく詠っている事でしょう。
   地元の若者や成人の方に、少なからず自分の知識や技術を伝えて食べさせていただいています。この尊い仕事は同じ故郷のもの同士だから、熱く伝えられるのかもしれませんね。I love Kochi !

 

(返信文)  

   〜県外資本がどんどんやってきて地元のお金を吸い上げ、地場産業は衰退するばかりの高知県です。昔の偉人(龍馬)だけでは生きていけない、いざなぎ景気を超えて戦後最長の好景気が続いているというのに、高知ではその恩恵にあやかっているのは県外資本の会社だけです。
 なにやらしらけますね・・・そう、高知県人はいつも中央から見捨てられて来たから、中央に対してのコンプレックス、反骨精神が強いのだと思います。県民所得は下から2〜3位なのに人口の割合に占めるお酒の消費量は日本一多いのです。要するに金が無いといっては酒を飲み、金が入ったといっても酒を飲むのです。アホです!

 四国といっても県民性はまったく違います。県外に行くとイライラしますね、前が切れない!結論を直ぐ出さない!それは逆に高知県人を「イライラしている、物事を良く考えもなしにやりたがる、イニシアチブを取りたがる・・・」と見ていることでしょう。
四国の県民性を表現した面白い話があります。
「10万円臨時収入が入ったら愛媛の人は10万円だけ使うそうです。香川の人は10万円取り合えず貯金する、徳島の人は10万円に少し足して貯金する、しかし高知県人は10万円にたくさん足して使ってしまうのです。」

 これがいいのか悪いのか分りませんが、日本全国民が高知県民気質ならそれはそれは今の何倍も景気はいいでしょうね!使わず貯めてばかりならお金は回りませんから。「巧名が辻」のお殿様も県外人、関が原からずっと地侍を虐げてきてその怨念が倒幕、維新へとつながったのです。 このメルマガがどういう話になるのかは知りませんが、多分私の今日の話は出てこないでしょう、でも第三者的な目で拝見させていただきます。誕生日が坂本龍馬と同じの高知県人より〜