心配な中東情勢

 何という事だろう・・・我が国が多くの石油を輸入している、サウジアラビアの石油精製施設が攻撃されて生産量が半減しているという。犯行声明を出している武装組織とは違うとアメリカは見ているようで、確かに無人ドローンでの攻撃には、反抗組織が存在する国からは遠すぎるようにも思う。直接アメリカと敵対する国が行ってはないにしても石油精製施設を破壊する事は、そこから石油を輸入する国々を敵にする事であり大きな衝突を引き起こしかねない。そしてよくない世界の経済事情にさらに悪い要因を作ってしまったから、間接的にその影響はその犯行を犯した国にも及ぶであろう。サウジアラビアを支援しているアメリカのトランプ氏は来年大統領選挙があるから、ひょっとしたら戦乱の火ぶたを切るかもしれないのだ。

 我が国は石油の備蓄は2~3か月分はあるようで、政府も冷静な対応をしているようにも見えるが、内心はそれはこれからどのようになるのかが、気が気ではないだろう。更に来月は消費税が上がるし、これに加えて石油の値上がりが10%以上にもなれば、我が国の景気はさらに下り坂になるだろう。しかし人手不足は解消していないし、税金や石油価格の影響で物価は上がるが消費は落ち込むから、益々市中にお金が回らなくなるのである。来年はオリンピックで何とか経済は持っても、その反動で来年の夏以降不況の嵐がやってきて、衆議院は解散になるかもしれない・・・。

 私なりの今後1年間の世界情勢を読んでみたが、あまり悪い方向に行かいない事を祈るだけである。

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