辛坊治郎氏の講演

 昨日2/9、高知のある銀行創立90周年の記念行事として、高知市文化プラザカルポート大ホールにて辛坊治郎氏の講演があった。受付が始まった昨年に早々と申し込み1時間前に会場に着き、1階前から3列目の席に座れたのである。テレビではよく拝見していた細い目の彼が壇上に現れた時は、すこし興奮してしまった。さすが話し上手な解説者で、少しユーモアを混ぜならがの講演は、90分があった言うまであったのだ。

 いろいろ印象に残った話の中で「運転免許は返納しないように」とか、「人間の寿命は120歳まで可能」とか「年金は金額は減るだろうが絶対もらえない事などはない」が、記憶にはっきり残っている。政治の舞台裏の話も数々お話しいただいたが、同氏いわく「あまり新聞記事を信用するな」と話されていて、ふとあまりにこの人の話が面白いので、「ほんまかいな?」と思えたほどであった。

 最後にヨットでの遭難の話で終わったが、彼はあの事故で人生観が変わったそうで「自分の命は生かされている」と強く思ったそうである。確かに、経験したいと思っても経験できることでない事で九死に一生を得たのだから、それは人生観を大きく変えるだろう。その経験から同氏の言葉は発せられていると思うと、余計に重く感じられたのだ。

  固い地味なイメージの地方銀行だったが、このような講演会を持つことで会社のイメージは大きく変わったように思う。預金したり定期を申し込むといただける日用品もありがたいが、やはりこういう講演会が満席になるという事は、物より知識を今の顧客は欲しがっている現れであると思うのである。

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