「事実」と「真実」の違い

 2月9日に辛坊治郎氏の講演を聞いたとこはこのブログでも述べたが、彼の言葉の中での「事実」と「真実」の違いを知ることが大切である、という言葉を考えていた。それはニュースばかりとは限らない、我々が常識と思っていたことなどにも当てはまるのである。

 コロナウイルスのニュースや国会での総理大臣の答弁などは、その最たるものではないかとも思うが、風邪予防で大切とされている「うがい」は、あまり効果がないと知ったのである。イメージとしては私は「うがい」は外から帰って来た時に手洗いやうがいをして身ぎれいにし、家の中をより清潔に保つためのものと考えていたが、手洗いはそうでも、うがいはそうでもないらしくて、外から持ってきた喉についている雑菌は、水を飲むことでより安全になるというものであったのだ。そんな事すると体中に菌が回りそうに思うが、実際は水で胃に流し込むことにより胃酸がそれらを消毒してくれ、より安全であるとつい最近知ったのであった。

 外から帰ってきて「うがい」をすれば、喉はその時はきれいになるのは「事実」であるが、「うがい」をするより「水を飲む」方が、もっと手軽に外からの菌をきれいにできる事が「真実」なのである。そんな目で新聞のニュースなどを見ていると、事実報道の奥には計り知れない「真実」が存在するとだろうと思うと、にわかにこれらのニュースを鵜呑みにしてはいけないとも思うのである。

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