パラサイト

 2020今年のアカデミー賞を受賞した韓国映画「パラサイト」を見てきた。

英語の言語以外の作品で初めて受賞したというので、少し期待もあったが正直言って後味の大変良くない映画であった。お金を払ってわざわざ時間を作って観る映画には、私なりの夢と希望を持って見に行くのであるが、最初は面白いと思いながらも中盤からはホラー映画の様相になってきて、最後は子どもが見られない結末の映画であった。例年アカデミー賞に選ばれる映画は、評論家好みの素人では分かりにくい内容の映画もあったが、今回のこの作品は、私にはこの権威ある作品賞の評価を全く理解できなかったのである。

 監督は映画で何が言いたかったのだろうか、韓国社会の貧富の差や社会の矛盾を表したかったのだとは思うが、後半部分の展開はその予期せぬ展開がやはり分からない。映画の観客をただ、意外性に引き込むための内容にしたのかもしれないと思ってしまうほど、意外な展開なのだ。

 このように書くと実際にそうなのか確認したくなるかもしれないが、私は決して勧めない。映像の中のジャージャー麺が話題になっているようだが、私は食べたいとも思わなかった。テレビ東京も制作に参加しているようだから、2~3年後にはテレビで放映されるだろう。でもその時多分録画してまでは見たいとは思わないだろう、と思う作品であった。そしてアカデミー賞を選ぶ選考委員に、強くこの映画の関係者からのアプローチもあったからだとも聞いている。来年ももしこんな映画がアカデミー賞に選ばれたら、私は映画を観なくなるだろう・・・。

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