令和2年6月２８日（日） BS日テレ ４ch 18：30～19：54
学生時代、大村さんのご自宅に自分の吹奏楽の編曲作品を持って、押しかけ的に弟子にしてもらいました。主な役割は３０段以上もあるフルスコアからの、大村さんの編曲作品のパート譜作りです。師匠大村さん（先生）の楽譜を写すことにより、楽器の音域や組み合わせそして、特徴ある楽器の使い方などを学べました。聴いている人も演奏している人も楽しい事が一番大切だからと、すごい才能がありながらすぐに消える、はやり歌などをアレンジされていまして、2年目くらいには自分の編曲をほめてもらう事も多かったので、「すぐに消える歌謡曲のアレンジは私がしますから、先生は後々も残る映画音楽やスタンダートジャズなどを編曲されてください。」と話しましたら、笑って「なんでもやってて楽しければいいんだよ、でも映画音楽もたのしいだろうね・・・」と言われました。それ以来映画音楽を多く編曲され始めたように思います。私が大学2~3年時の多感な頃です。
口数が少なく優しい人柄で、身の回りのお世話も手伝っていました。夢がありましたから当時は頑張れましたね、私が大学卒業時に大村さんが勤められていた、ヤマハのスタジオが機材を一新するというので、当時プロ用のかなり値段のするヤマハのモニタースピーカーを、卒業祝いにと格安で譲ってもらいました。うれしかったですねぇ～、その大きめのスピーカーは、私の自宅で家族に邪魔扱いされながらも、今でも心地よいサウンドを聴かせてくれていて、師匠の暖かさを音から感じています。その後の大村さんの東京での活躍は、皆さんがご存知の通りです。もう随分前の話になってしまいましたが、師匠大村さん（先生）の音楽は、私の中に今でも流れています。
提供）塾ミシガン高知桟橋教室 | 当日変更もできるチケット制の塾
