3+2×4=20?  このままでは日本はダメになります!




     夏休みごろ後でゆっくり見ようとしまっていたファイルを見つけて、その中に下記のような記事を見つけました。

      小学生の学力低下の最大の理由がゆとり教育で片付けられるのには、私は少し抵抗があります。公立学校の先生方のサラリーマン化も、私は一因ではないかと思います。ほんの一昔前まで土曜日は学校がありました。1年間に約50回土曜日があり、学校は35日くらいはあったのではないでしょうか?午前中だけでしたが約140時間分の学習時間がなくなった事になります。これは大きいと思います。私立校がまだ土曜日を授業日としている背景には、「土曜日も授業をやって公立よりも勉強させている!」とアッピールし売りにさえしているのです。しかし、小学校はほとんどが公立ですから中学校でそれを強調しても、余計にわからなくなる生徒もいるのではないでしょうか?

      週休2日が必要なら、小学校の勉強時間を増やすには7年制にすればいいのです。満5歳で学校に入れれば同じ事ですよね、この話はこのブログで以前お話いたしました。でも下記のような計算ができなくて、中学校で数学をしてもただわからなくなるだけだと思います。ましてや英語の必須化など小学校では論外です。

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3+2×4=20?どうなるゆとり世代の学力


       国立教育政策研究所が2006年7月15日に、小学4年〜中学3年を対象にした「特定の課題に関する調査(国語、算数・数学)の結果」を発表。その内容を抜粋すると、中学生の半数近くが、「円すい」と「三角すい」を混同し、小学生では、子孫(しそん)を「こまご」と読んだり、小4の半数がかけ算のひっ算ができないなど、ゆとり世代学力低下問題がまたあらわになってしまった。
「12×231=?」小4の半数がひっ算さえできない?
小4のかけ算のひっ算を使って解く問題「12×231」(=2772)では、正しい手続きで正答にたどりつけた子の割合は、たったの「46.7%」。おどろいたことに、ゆとり世代は半数の小学生がひっ算ができないのです。

かけ算のひっ算が正しく解けた小4は46.7%だけ。背景にはゆとり教育で、かける数が3けたのかけ算は教えなくてもよくなったことがある

問題は、ゆとり教育では「かける数が3けたのかけ算」は発展的な内容にあたるため、「学校で教えても教えなくてもよい」となっている点にあるようです。学校では、こうした計算は「計算機」を使って解けばよいのだとか。ゆとり世代学力低下問題は、計算力不足が原因の一つに挙げられそうです。

計算はできて当たり前の基礎基本。先ほどの「12×231」の計算は、学校では教えてもらえないのですから、「できない子」がいるのはむしろ当然なことでしょう。一方、ほとんどの学習塾ではこうした計算もきちんと教えています。学習塾へ通わせるか、発展的な内容が載っている問題集を買って解かせるか、家庭での教育力の違いが学力低下か学力向上かの大きな分かれ目となります。