私の持論が国政に反映されました!?

      前任の文科相が、地に足が着いていない施策ばかり公言するので「いったいどうなっているんだ?」と危惧していたがようやくまともな考えの出来る、教育行政のトップの発言を聞くことが出来た。伊吹新大臣の言葉である、日本人が英語を習って将来どれだけ日常生活で使うことがあるだろう?正確な日本語を言えも書けもしない日本人がどんどん増えている現在、ただでさえ足らない学習時間になんで英語をやらなければならないのか?と多くの人が思っていた。そして教える現場の先生方のストレスたるや、かなりのものであったのだ。この記事を見て一番ホッとしているのは、現場の小学校の先生であろう。
      ALTもいかがなものか?私が教えたほうがずっと将来的にも役に立つ英語を、小学生に教える自信はある。でも縄張り意識が強いのか、身近な私どもにはボランティア依頼の話もない。どこの馬の骨とも分からないALTが好まれるのは、目が青く肌が白くて典型的なイメージの外人だからかもしれない。しかし、アメリカ人の4割は有色人種であり、我々そっくりな日系アメリカ人はゴロゴロいるのである。一体英語の何を教えたいのだろう?そこが今ひとつまだわからない。
 英会話なのか?英語なのか?この両者は全く違う。私たちは日本語がペラペラである。しかし、学校の国語はかなり難しくて手を焼いている。日本語会話と国語がそれほど違うように、英語と英会話は違う事が分かっていない。

      新文科相が言われるように、興味のあるものはとっくに始めていて読み書きヒアリング、発音までしっかり基礎を仕上げて中学英語に備えているのである。私はそれを20年やってきて大きな成果を出してきたから、まちがいない。でも小学校で英語をやる時間があったらもっときれいで正確な日本語や、少数の掛け算、割り算、分数の足し算、引き算をもっとしっかり教えるべきだ。国語も数学もましてや英語も分からない中学生が、激増しているからである。

     しかし、トップが替わってこうも方針が変ると、現場の役人達が一番迷惑しているだろう・・・・


 産経新聞ニュースサイトより

小学校英語「必修化の必要なし」 伊吹文科相

 中央教育審議会が検討している小学校英語の必修化について伊吹文明文部科学相は27日、産経新聞など報道各社のインタビューで「必修化する必要はまったくない。美しい日本語が話せず書けないのに、外国語をやっても駄目だ。子供のころからやりたい人は個人的にやる。小学校は外国語に興味を持つ程度にとどめるべきだ」と話し、必修化の必要性を否定する見解を示した。

 この問題をめぐっては、中教審の専門部会が必修化の方針を決定。小学5、6年で年間35単位時間(平均週1回)の授業を行う方向で、親部会で検討作業を進めている。文科省が今春行ったパブリックコメント(総数471件)では積極論が54.6%、消極論が40.1%と意見が二分している。小坂憲次・前文科相は積極推進の意向を示していた。

 伊吹文科相は「国民として生活する最低限の能力と義務を果たすのを教えるのが義務教育。これが果たせていないのに別のことをやってもいけない」と述べた。さらに、「フランス人はフランス語を大切にしている。小学校では自国語をきっちりやる。中学校から国際感覚を磨き、外国語をマスターするのが良い」との考えを示した。


                                全く同感!

(09/27 21:03)