継続は力なり

 研修を兼ね中国地方のふだん教材研究などを一緒にしている塾仲間の教室を、見学してきました。若い先生方はそれなりに新しい機材などを用意され、またより広くゆったりとした教室での授業をされておりました。教材や教室レイアウトにも工夫が見られて、大変勉強になり有意義な時間を持つことが出来ました。
病院がどんどん新しくきれいになっていくのも、患者の「どうせ同じお金を払うならきれいで新しい設備がある病院がいい。」の心理に似ているところがあり、「塾は成績が上がって当たり前、どうせ学ぶならきれいで設備の新しい塾がいい。」という生徒心理に合わせているようです。私などは塾は「講師の指導力が一番!」などと考えるのですが、今は指導が出来るのは当たり前、成績が上がるのも当たり前として見られるので、どうしても次の段階のハード面に目が向くようです。確かに同じお金を出すならきれいなところで学びたいでしょう。そこそこ標準的な教室だったらいいと思うのですが、「あの塾にはあの先生がいるから!」といわれるような教室に私はしたいと思っています。そして教室の機材もソフトも常に新しいものを用意はしています。それらは今月の夏期講座でも大変役立っています。
 気がついたら英語塾を始めて26年、パソコンも使える総合塾にして8年目です。このブログもその頃から書き続けていますが「継続は力なり」でしょうか、ある出版社の編集者にこのブログが目に留まり、教育雑誌への原稿協力を依頼されました。私の教室など小さな教室ですがブログから塾のポリシーを感じ取っていただけたようで、20年前と今との高校受験の違いを述べさせていただきました。その原稿が小学館 教育雑誌「edu」10月号です。
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