従藍而青(じゅうらんにしょう)

 以前から好きな言葉です。ことわざとしては、「青は藍より出でて藍より青し」と言えば聞いたことがあるかも知れません。糸を青く染めるのに染料の藍に浸しては乾かしまた浸しを繰り返すそうです。そうすることにより染料の藍よりも鮮やかな濃い青に仕上がるのです。
この「従藍而青」の教えるところは、人が成長する上で努力や鍛錬が大切で努力を重ねれば自分の思う以上の結果を得ることが出来る、という意味にもなります。また取り方によっては、弟子が師匠を追い越しよりすぐれた人物になったときなどに、使われるようです。
 塾(教室)を始めてこの4月で27年目になります。お金をもらって来ていただく以上、まずは生徒さんにサイドに立った経営を考えました。英語や英会話のみを最初は教えていましたが、それまであった当時の教室は時間が決まっていたり、授業料が半年1年分前払いだったり、授業のキャンセル変更ができなかったりと大変不便なものでした。またそれが当たり前だったのです。外国人の先生の授業は目の飛び出るような金額だったことも覚えています。
 学生時代吹奏楽ばかりやっていたこの私が、新しいミシガンメソード(学習方法)で学び、英語が話せるようになりある意味開眼で来たのだから、やり方さえ間違えずにこのやり方でやれば、普通に日本語が話せる人なら簡単に英会話などできる!と確信し、教室を始めました。その考えは今も変わっておらず言語学習の「普遍の原理」として、今も小学生や中高生に伝えています。ただ当時とは学習ツールが格段に進歩しました。語学学習といえばラジオかラジカセくらいでしたが、パソコンが登場したのです。アップル社のマックパソコンがアメリカで学んだ大学の各自の寮の部屋に導入されており、レポート作成や資料の閲覧が自室で簡単にできるのを目の当たりにし、帰ってきてすぐ教室にマックパソコンを導入しました。英語には強かったですが、少し日本語には使いにくかったことを覚えています。ですからメインでは使っていませんでしたがウインドウズの登場により、よりパソコンが身近な学習ツールになったのです。英語を再生するのみならず同じキーで速さを変えられたり、音だけでなく映像からも学べるようになりましたし、何度も繰り返すことも出来るのです。
 今ではこの優れ物のツールを各自に1台用意し、英語のみならずいろいろな教科に利用しています。以前はとんでもなく機材や経費にお金が掛かったサテライト衛星回線を使った有名学習塾講師の講義が、最近では手軽にネット学習でも出来るようになり私の教室では、最新のそして日本でもトップクラスの一流講師の5教科の授業(高知の進学校でも同じようなものが利用されている)が、普段の授業料で受けられます。高知では塾ミシガン高知だけではないでしょうか・・・。だからか他の塾から来た生徒は「パソコンがある!」といって驚きますし、この塾から転勤などでよその塾に行った生徒は向こうの塾で「パソコンがない・・・」と、がっかりするようです。さらにパソコンも新しいCore 2 Quad CPUのパソコンなども導入しています。
 私はそんなに大した人間ではありませんが、生徒さんには出来るだけの学習環境を整えて、私を追い越しより立派な人材になって欲しいと願っています。特に英語は少し分かりますから、学校英語の成績を上げるだけの勉強や受験に合格するだけの勉強で終始することなく、ここで英語の楽しさすばらしさを知ってもらい成績も上げながら受験にも合格しながら、将来彼らが成長した時英会話くらいはできる立派な日本人になってほしいと、英会話の基本である「聴く事」には力を入れています。若い頃からこのような教材で鍛えたリスニング力はもちろん、英語の海外ポップスを聞き込み口にするだけでも英会話学習にすばらしく効果があるのです。これらは大脳生理学的にも証明されていて、間違いがないものです。ですから学習塾のレベルでここまでの確信を持って小学英語の授業からやっている教室は、多分日本でもまずないと思います。これが英語はミシガンと言ってもらえる所以でしょう。
 このように各自に機材もそろえ教材もそろえ経費を払いながら、続けていっています。ですからよそがやっているような「無料授業や無料講習」は出来ませんが、授業料は首都圏から転勤で来られたお母さんが、「都会でも少ないこの学習環境、また便利で融通のきくチケット制で休んでも簡単に振り替えが出来るなんて、とても安いと思います!」と言っていただきました。さらにこの教室のよさを知っていただきたくて、今月は入会金と初月授業料を半額にさせていただいています。小学生などは大変正直で毎回教室で勉強するのが楽しみだとか、嫌がっていた塾を自分から進んでいくようになり、自分でも勉強ができるようになった・・・とか言ってくれて、わざわざ遠い校区からも来ていただいています。
 こんな塾を目指していました。おかげ様で少し込み合った時間も出来始めました。こんな教室にご興味があれば一度お早めに体験授業においで下さい。予約はお電話でもHPからでも結構です。従藍而青(じゅうらんにしょう)、この教室からさらにすばらしい人材が出ることを願って頑張っています。