雑穀米のすすめ

 朝からしっかりご飯とみそ汁を食べないと一日どうも力が出ない私は、以前から麦御飯を食していたが、あるお店で「業務用雑穀米売り切れごめん捨て値処分!」と書かれた雑穀を目にし、あまりに安かったので翌日より麦に交ぜていただいている。少しもちもち感がでて大変おいしいし、毎日お赤飯を食べているような気分で腹もちも良い。そして麦以上にお通じがあり腹の調子がすこぶる良いのである。それで興味がわきスーパーなどで売られている雑穀を見たが、十種類からニ十種類ほど混ざっているものまでいろいろあるのだ。さすがに最初に買った値段ではなかったが、しばらく続けてみようと思う。さらに家のその雑穀米の御飯もうまいが、それになれての外食で食べた白米のおいしかったこと!新たな発見だった。
 しかし江戸時代、庶民が裕福になり玄米食から白米食に変わって脚気が大流行したように、おいしい食事には気をつけなければいけないと自制し、今日も雑穀の混ざったご飯をいただいている。今のは十六種類のものだ。うまい!
 自分は正真正銘日本人だと思う。若いころ外国にあこがれて勉強がてら生活してみたが一番感じたことは、自分が日本人であるというアイデンティティーであった。部屋の入り口では靴を脱ぎ、寮のバスタブにはお湯を一杯にして外で洗い、週末はなけなしの日本食を友人たちと食べ日本酒をちびちび飲んでいた。ヨットで遭難に救助された辛抱さんの言葉ではないが、「素晴らしい国、日本」に生まれて日本人で良かった!と感じたのを思い出した。
日本人万歳!