世界は波乱の年明けのようです・・・。

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。世の中の人はこのお正月は日数が少ないとぼやいていたようですが、塾業界はまったく関係ありません。道義的責任上4〜5日(土日含めて)取るのがやっとですから、大学生がアルバイトとして敬遠するのも仕方ないですね。ある塾では「何があろうと一週間休む」と休んでいるようですが、その月謝分は振り替えているのでしょうか・・・。受験生を預かる塾業はブラックと言われても仕方ないくらいの労働条件ですから、講師不足が都会と言わず地方にも拡がっているのはうなずけますし、安値競争は結局は自滅の道になります。人を複数使って家賃払って個別授業で高校生が時間1000円以下の授業料など、私などプロにすればどんな授業なのだろうか・・・と思ってしまいます。そして慣れてこれから戦力、と思ったら辞めてしまいます。時給も少しずつ上げないと生徒の親に怒られて塾長に未熟さを注意されるこんなきつい仕事は、社会経験のない若者ではまず続きませんし、子どもをただ預けても時間¥1000円以上かかる時代に、高校生に勉強を教えていったいこんな安い値段で講師にいくら払っているのでしょう・・・。
 また、講師の給料はずっと同じでもいけないでしょうし、オーナー塾長も若くても生活費は今後増えてきます。すると既存の塾を大きくするか、他に教室を作らなければならなくなります。それを覚悟での低価格の値段設定でしょうが、拡げて生徒数が増えなければ大変な事になります。中にはその値段表すら出していない塾もありますから、さも時価のすし屋のようで恐ろしいですね。でも大半の人はそんなことは分からず、安くて長く授業をやってくれる所を選ぶのです。でも賢者もいるから私の塾は忙しくさせてもらっています。安くて健康的にお子さんの成績が伸びて将来自立できる勉強法が身に付くからです。やはりこれらが塾生みんなに実践できるには2〜30年の経験が塾長は必要だと思います。

 恐ろしいと言えば原油価格や株価が年明けからかなり下がっていますし、サウジアラビアとイランがきな臭いです。アジアでは水爆まで出てきました。我が国の経済は好調だと言いますが、これ以上原油価格が下がることにより諸物価の価格競争が激化して人件費は上げられず、せっかく沈静化していたデフレマインドが再び噴出してくるのではないかと、私など危惧します。物価は安いに越したことはないですが、あまりに安すぎるとその業種に携わる人の生活費はどんどん少なくなり、生活は苦しくなるのです。それでか社員を休ませるために事業主が休まず働いたりするのは塾業では当たり前で、安い値段で入塾しても結局どこかでお金が要るようになっている事が多いですが、塾ミシガン高知は明朗会計で授業を受けた分しか必要なくて、書いてあるお金以上は掛りません。何故なら私一人でやっているのと、産業界では常識の機械(パソコン)でできることは機械(パソコン)でやって、人間の私しかできない事は私がしっかりやっているからです。さらにこの教材が優れもので、長時間塾漬けにして塾生を塾なしでは勉強できないようにはせずに、休み中も普段通りの時間に始めて早く終わって経費を抑えています。
 しかし祭日も土曜日も開けてはいますから、私などはまだまだでしょう。祭日も休んで週休二日制ですごく安い自由な塾をやられている塾長もいますから、私は何でそうできるのかの秘訣を今年は学びたいと思っています。でも欲がなくなってきたのは正直なところです、立って半畳寝て一畳あれば十分なんて最近思うようになりましたし、物があるより生徒の成績UPや合格がうれしい私です。それにはやっぱり週休二日は夢ですね・・・。今年もよろしくお願いします。