塾長の健康

 高知市では40歳を超えると市の経費で高知市民は特定検診と言って、血液検査や血圧、身長、体重、腹囲などを調べてもらえるのです。40代の頃は血圧が少し高めで要注意でしたが、最近は年齢の割には上がらなくなり、あまり注意事項も言われなくなりました。そしてレントゲンや大腸がん、胃がんの検査なども年一回は受診しています。

 塾業はいわば夜の商売ですから、22時に終わって一日のまとめなどをしていると、あっという間に夜中を過ぎます。塾によっては23時までやっていますから、最後までいる塾長などは年齢を重ねてくれば、それはきついと思います。ですから私はほとんど毎日汗をかく運動をしております。そのおかげで健康は保たれて、精神的にも安定しておられるのでしょう。講師は私一人ですし、私だから来ていると言ってくれる生徒も多いですから、人一倍健康には注意しています。

 塾は儲けを第一に考えるとおかしくなるとわかってきました。だったらボランティアでやるのかとお考えの方は、お引き取りください。そんな話ではありません。塾は塾長と生徒の人間的な深い信頼関係で、成り立っているという事です。塾長一人が全員を直接指導監督する塾が、やはり私には理想の塾の形であります。塾長が一流大を卒業していても、実際に教えているのがアルバイトの学生なら、その塾長の学歴は意味がないのです。よくそれらの講師に厳しい講習を済ませていますからなどと説明する塾もありますが、入れ代わりの激しい講師たちに果たしてそれが全員に出来ているかは疑問です。そして成績や入試合格も当然ながら塾には必須事項ですが、私は合格させる事だけを目的にはしていません。

 高校や大学に入ってからの事も、イメージしながら進路指導をしています。無理して良いと言われる高校に入っても、いつも順位が下の方でしたら、毎日がつらい高校生活になると思いますから、勉強以外にも一度しかない高校時代を、有意義にそして深く過ごしてもらいたいといつも願って指導をしています。それには私が自分を鍛えて気持ちも体も若くいないといけないと思いますから、運動もずっと続けています。だからみんなに変わりませんね、といつも言われるのでしょう。昔の服が今でも十分着られますから、体形は変わっていないようです。

 そしてこれらは私の心の健康の現れと信じて頑張っているのです。

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