全国塾長会にパネラーとして参加しました。

 10月29日(日)に私がメインに使う教材の全国ユーザー会が名古屋で開かれました。今までの最高の参加人数で、会は最初から大変盛り上がりました。塾評論家やコンサルタントの先生方のお話は、すでに私が実践していることをそのまま言ってくれたので、私自身の方針には間違いがない!と確信をしました。また今回はパネラーの一人として、他の先生方はかなりの塾を経営されているのに対し、私のような小さい塾の経営者が、なぜ小さい塾にこだわって経営するのかを、話させていただきました。私は大きい塾がいけないとは思っていません、大きな塾になっても個人でやってきた頃の精神は、守り受け継ぐべきだと思うのです。塾だからこそ常に第一線で生徒たちと共に、歓喜できる塾長でありたいと私は思います。
 しかし現実はかなり違います。入塾時の体験学習にしてもそうです。一番最初の対応はそこの塾長かその方に付随するような幹部の方が話をしてくれて、様々なアドバイスを話してくれるのですが、実際授業になるとその生徒さんを見るのは、アルバイトの大学生だったりします。さらに一人のそのアルバイトがずっと見てくれればいいのですが、その担当の講師はすぐに替わったりしがちなのですね。彼ら講師は学生であり本業は勉強することです。試験もあれば厳しい就職活動も早くからしなければなりません。でもそんな彼らに、あなたの大切なお子さんの人生も左右しかねない、塾での生活を預けているわけです。
 体験では塾長が立派な事を話しながら感銘しても、実際は違う人がやっている現実に、私は大変違和感を感じ、私の塾で預かった生徒さんは私が直接いつも指導監督し、その様子をマメに保護者に報告するのが当たり前だと、私は考えています。ですからその方針・ポリシーを貫こうとすれば、現在の規模になるのです。他の塾はわかりませんが、私の写真を載せて私の言葉を印刷したチラシで生徒さんを募集していますから、それが当たり前だと考えます。
 また「塾長の私と優秀なスタッフが面倒見させていただきます・・・」とかチラシに書いていますが、そのスタッフの名前もそのチラシには載っていませんし、塾長自体がどんな経歴の持ち主なのかも、顔もわからないことが多いのです。さらにその塾長がひょっとしたら、変わった趣味の持ち主かもしれませんよね、当然この塾のHPの一番最初にある「塾の沿革」など、知る由もありません。私の塾はこの潮江桟橋地区で30年塾をやっています。私は地元町内会長を20年やりましたし、地元校区の役員などもやらせていただきました。チラシには私の写真まで載せていますから、昔の教え子のお子さんが時々入塾してくれます。音楽関係の仲間だった方のお子さんなども、おいでになります。ありがたい事です。
 やはり地元にある学習塾は、地元出身の身元のはっきりした方がやっていて、直接その方から指導の受けられる塾が良い塾だと信じて、受験生には祭日も土曜も関係ないですから、今日の祭日も明日の土曜日もやっています。でもチケット制ですから、下級生は3連休なのです。
 生徒数は決して多くありませんが、おかげさまでほぼ満席で、忙しくさせていただいています。全国的な会合に参加して、私の塾は間違いなく「正道な塾」であると改めて強く感じ自信をいただきました。大きな塾がいいのではありません、その塾の塾長や講師がどれだけあなたのお子さんの力になれるかでしょう。点数を上げることも合格することも大切ですが、勉強の方法、親としてわが子にどう接し勉学に向かわせるかなどにも、アドバイスが受けられる塾が良いのではないでしょうか、塾業33年目のベテランの子育ても終わった大人の塾長が元気にやっています。塾ミシガン高知はそんな塾です。