#772 24年前の1/17に

 阪神淡路大震災が起こりました。当時20代だった若者ももう50代になり、その時生まれたばかりだった子も今年が干支年で24歳になります。神戸の友人に以前あった時、カバンの奥にいつも紐を束ねて持っていると聞きました。もし災害が起きた時、この紐で人を助けれられかもしれないから・・・と話していたのを覚えています。その方とはしばらくお会いしていませんが、きっと今でも外出時に持ち歩くカバンの中に、命綱用の紐を入れていることでしょう。
 地震はいつ起こるか分かりません、家庭や教室にも災害救助用品を備えていますが、私がその他の所にいたら全く役立たないかもしれませんが、せめて教室にいる時には生徒を、家庭にいる時は家族を守ろうと昨年より常備しています。阪神淡路大震災のあと東日本大震災が起こりました。阪神では火の恐ろしさをそして東日本では、水の恐ろしさを目の当たりにしました。自然の猛威に我々はなすすべもなく、ただひたすら火を消したり、高いところに逃げるだけでした。それからも地震は全国各地で起こっています。
 でも一番危ないと数十年前から言われている、太平洋沖を震源とする南海地震がまだ起きていません。いつ起こってもおかしくないとの学者の話ですが、何とか地震には耐えられたらブレーカーを落とし、津波だけには会わないように、高いところへ逃げましょう。
 高知県には三十数メートルの津波がやってくる、と予想された場所があります。想像してください。10階建てのビルの高さ以上の津波がやってくるのです、その津波がやって来た街は何もない街になるでしょう。そんな不安な将来に備えて今何をすべきか、日々考えています。
月並みな言い方ですが、「今を精いっぱい生きる!」が今の私の結論です。