入試季節到来は・・・

 高知でも高校入試が始まりました。推薦入試の発表などもあり、もうルンルン気分の中3生もいることでしょう。逆に推薦入試で涙を呑んだ人たちは、どうか気分を変えて後約一ヶ月頑張って下さい。
 ずいぶん前に「推薦入試はやはり内申書が大切なんでしょうか?」とある方から相談されました。「一回だけの学力試験ではわからない、その生徒の人間性や可能性なども考慮されるでしょうが、一番の理由は学力不足で中途退学される事を高校側としては心配するようで、一定の学力があるかどうか、ちゃんと勉強について来られるかどうかの判断材料として、内申書は重要視されると思います。」と答えると、その方は溜め息をつかれていました。子供が塾など行きたくないと言ったとかで、下級生の時全く勉強させなかったそうで成績は、平均よりもかなり低かったようです。あわてて中3になって塾通いをさせようとしたけど、結局ついて行けず後々かなりのお金をかけて勉強させたようです。いくら中3で実力がついても内申書はもう、取り返しがつきません。その子が中1の時に3年後には高校入試があることは、決まっているんですね。なぜその日に備えて少しずつ中1からはじめなかったのだろうと、思います。日々の小テスト、定期試験全てが高校進学のために大切なんです。入試準備に早すぎる事、勉強をやり過ぎるという事はないですから、どうか転ばぬ先の杖、備えあれば憂いなし、ではないけれど親でしたら強く指導されてください。

 中学校に入れば英語があります。小学校の時少しでもアルファベットがわかるようにしておけば中学で全然理解度がちがいます。また中学校に入れば数学があります。小学校の時算数が苦手な子はほとんど数学は嫌いになります。英語や数学は高校でもあります。中学校で英語数学が嫌いで、高校に入ってそれらが大好きになった人の話しなど、聞いた事がありません。やっぱりずっと嫌いか苦手のままなのです。

 私達親がこれらの事をはっきり理解しておいて、対処していけばこのような悩みは少なくなるように思います。本当にお子さんを愛するならば先を考えて強いリーダーシップで良い方向にお子さんを導いてあげて下さい。「勉強分からない病」は小学生の頃はすぐ直り易いですが、中3から高校生になってからでは直るのに大変時間がかかり、お金もたくさんかかることを肝に銘じておきましょう。ルンルンの中3諸君、もう高校生活は始まっているよ、入学まで何もしなくていいのかな?・・・・