自由演奏会!

9月になりました。気候の良い季節になります。各地で体育祭のみならず文化祭が繰り広げられます。私も9月10,11日と塾・ペガサスの講師研修会に参加し、翌週18日には高知市中心部で繰り広げられる「ららら音楽祭」の中、自由演奏会の指揮をやる事になりました。

  自由演奏会はすでに全国では広く始められておりますが、ちょうど同じ日に宮崎でも自由演奏会が開催され、急遽高知の指揮者としてご指名を受けた次第です。主催者の杉本淳先生からも直接電話で大会の趣旨などお聞きしました。先生ともほぼ同年代で同じ頃に吹奏楽に熱中した事から意気投合し、話は1時間近くに及びました。「出来るだけ多くの方に楽器を持って参加していただき、生の音楽の楽しさ、すばらしさを肌で感じて欲しい!」と熱く語られる先生には深く共感を覚え、謹んでやらせていただく事と相成りました。

  確かに最近の吹奏楽は映画「スイングガール」で取り上げられるなど人気があるようですが、反面「コンクール中心、コンクール結果至上主義」のような一面があり学校を離れると、また仕事や家庭を持つとなかなかコンクールを目標にして、毎日練習のあるバンドには参加出来ず、気楽に楽しめません。しかし、コンクールは練習してうまくないと勝てませんから仕方ないのですが、純粋に音楽を楽しめるバンドは無いものかと長年思っていました。なぜ音楽を奏でるのにもっと自由で気軽に楽しめないのだろ・・・?
  そして音楽は一人で演奏するより合奏した方が、ずっと楽しく喜びも何倍にもなります。特に吹奏楽は10人よりは50人、50人よりは100人、100人よりは200人になればそれはそれは大きなサウンドとなり、その合奏の快感は癖になってしまいます!それらを直に感じてもらってまた、多くの方が音楽演奏の愛好家に戻っていただければうれしい限りです。

  音楽が本来の音を楽しむのではなく、音の学問や音が苦にならないように一生付き合って生きたいと思っています。

 人間、何かひとつ外国語が出来て、何かひとつスポーツが出来て、何かひとつ楽器が出来ればその人の人生はすばらしいものになる!とは私の先輩の言葉です。このコラムの読者の方はいかがですか?


http://www.music-eclub.com/jiyuuensoukai/
    自由演奏会ホームページ
http://www.kc-lalala.com/html/l_ziyuu5.html
    ららら音楽祭 自由演奏会の案内