Vol. 60    塾の真のサービスとは・・・

   年度末が近づいて来て確定申告や入学試験、学年末試験そして新年度生募集準備へと一番忙しい時期に突入します。税金をたくさん払えるほど稼いではいませんが、パソコンを学習ツールに使っている学習塾ペガサス各教室では、計算は幾分楽かも知れません。申告もオンラインで書類を出して作成できたり、または税務署に備え付けのパソコンに計算した数字を入れていけば簡単にできる時代です。
   私達学習塾ペガサスでは、機械で出来る事は機械をどんどん利用し、コストダウンに努めより良いサービスを目指しております。しかしこのような時代に、いまだに超アナログ的に1対1(3)の授業をメインにした塾が開塾したりします。仮に生徒が10人いて、その10人が同じ時間に個人授業を希望しますと、先生が10人必要になります。それぞれ違う教科だったりしたらどうなるのでしょう・・・対象の生徒も小学生から大学受験希望の高3生までと、そこの塾は多くの高い知識を持つ先生方を雇われているようです。しかし値段は大学生の家庭教師ほど高くありませんから、先生方はそんなに高くない給料でも授業をしてくれる心の広い方々でしょうか・・・?

   一時期価格破壊や安売り競争が、一斉を風靡しました。物価は高いよりは安いのがいいでしょうが、物価には適正価格というものがあります。その対価に正当な価格があるのです。私一人で削れる所は削り機械化できるところは機械に任せ、それでも最終的には人間力が大半必要な塾の仕事です。でも先に述べたような、誰が考えてもチョット無理がありそうな塾は今後どのようなサービスが提供され、満足度はいかがなものかなど注目していきたいと思いますが、周りがどうあれ私の塾は価格、サービス、利便性、結果などにおいて満足いただけている塾であると自負し、精進してまいります!

    塾の真のサービスは進学率でも個人授業でもなく、まして講師をたくさんそろえる事でもない様に思います。一番肝要な事は、子どもたち一人ひとりの個性を伸ばしながら、塾に行って良かったとその時もさらに後でも思ってもらえる事だと思います。そのついでに成績向上や入学試験合格が付随して来るものではないでしょうか・・・しかし、無理やり勉強させて合格させても、入った学校で落ちこぼれてしまい辞めてしまったりすると、何にもなりません・・・そのような事が全て理解された塾が残っていきます。さらに長期的に考え経営していかないと、利潤など短期的には見込めない仕事といえるかも知れませんから、投機的に他業種から人を雇って利潤を上げようとするのは危険極まりなく、純粋に勉強したいと願う子どもたちを、金儲けの手段にしか考えていない浅ましい事業家と、後ろ指を指されるかも知れません。私は教える事が好きで子供たちが少しずつ勉強の理解と共に、成長していく姿を見るのがとても好きです。20年やってきた英語教室では私などより格段に英語の実力を付けた方もおられます。当時高校生だった子が40歳近くになり、いまだに会うと「先生」と言ってくれ、とてもうれしい瞬間です。だから塾を続けています。

    

    このように塾を始めた動機からして違いますから、きっと保護者や子どもたちがその塾の良し悪しを「口コミ」という媒体で判断してくれる事でしょう・・・