よさこい祭りとリオのカーニバル

      夏本番の高知です。全国的に有名になったよさこい祭りが始まっています。189団体2万人以上の人が全国から参加しているよさこい祭りですが、高知の地元の人からはどんどん離れていっているような気が最近します。最低限の決まり「鳴子をつかう、とか必ず前に進む振り付けにするとか」を守ればどんな踊りでも格好でも自由なよさこい祭りですが、ここにもお金がある団体とそうでない団体の格差がかなり拡がっているように思います。有名デザイナーに衣装を頼んでいるとか、有名振り付け師に振り付けをしてもらっているとか、そして優秀団体で踊る事が踊り手のステイタスになっているとか・・・

 自由にやって派手にやってお金を使う事は私の感知する所ではないですが、どうも高知県人は極端な方向に走り優劣をつけたがる傾向があります。数年前は有名だった遊戯チェーンの団体は最近はとんと耳にしません。それに替わって踊りだけの独立系団体が優劣を凌いでいます。

よさこい祭り 命!」と一年かけて貯めたお金と有給でこの数日間に燃焼し、仕事休んで自腹切って東京原宿で踊るのが夏のパターンの若者もいます。

 興味がないし、好きな人がやっている事をとやかく言うつもりはありませんが、県民所得も有効求人倍率も最低ランクの高知において、若者達がこの祭りの情熱を地元を良くするような建設的な活動に仕向けられないものか・・・と考えるのは私だけでしょうか?

 なにやらブラジルのリオのカーニバルとオーバーラップしてしまうのです・・・

2週間このブログはお休みをいただきます。山にこもってリフレッシュしてきます。ではまた皆さん、どうか良い夏休みをお過ごしください。次回は8月24日号の予定です。