橋本前知事の成人式での一喝

      12月16日の高知新聞橋本大二郎前知事が、7年前の成人式の騒動について取り上げていた。彼らの親の歳に近い私は、特別に編成された吹奏楽団の一員として偶然その場に居合わせ、その一部始終を目撃したのである。
新成人達は式が始まっても静かにはならず、我々の演奏を聞くでもなく話を続けていた。2階に私達楽団は陣取っていたから細かい様子までは分らなかったが、正装している者もいれば普段着の者、そして特異な格好の者までいたが、一部は前に立つ人の話を全く聞くような躾がなされていないようにさえ感じられたのである。そして、知事が登場するやいなや「帰れ!帰れ!」のヤジがはじまった。
私はあの時「よくぞ知事は怒鳴ってくれた!」と思った。自分の子どもでも怒鳴れない親が多い中、礼儀やマナーの分らない若者達に「渇」を入れた橋本氏には、私は親として、大人として、人間として好感さえ感じたのである。あれで怒らない首長では困るし、逆に騒いだ若者達は大した決意があってそうした行動に出たわけでもなく、すぐ謝った所に彼らの幼さ、未熟さを感じた。
    年が明ければ成人式がまたやってくる。その若者達も26〜7歳、社会で未熟な後輩達が彼らの前に出現したら、その時は「渇」を入れられる大人に成長している事だろう。

高知新聞12月20日 朝刊読者 声の欄に掲載されました。

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http://203.139.202.230/voice/0712/071220vhiroba04.htm

    今年も無事このブログ終了できました。来年は4年目に突入です、少しはいい話が書けるような日々にしたいものです。教室は年末年始の5日間のお休みだけで冬期講座に突入です。今年は受験生が多いのでちょっと多めのカリキュラムを組んでいます。受験生の体以上に私の健康管理も大切です。このブログは2週間お休みをいただきます。ご精読ありがとうございました。平成20年1月4日に書き始める予定でいます。どうかよいお年をお迎えください。