私の美学

      早いものでもう今年最後のブログを書く事になりました。丸4年このブログを書いてきましたが、今年が一番厳しい社会情勢のようで内容も暗い話題になりそうです。なんとか明るい話題をと新聞やポータルサイトのニュースを見ましたが、経済も政治も明るい材料は見つけられません。
      前から思っていたのですが、天変地異などの災いなら我々人間にはどうする事も出来ないでしょうが、今回の世界的な経済危機は人間が引き起こした事なので、きっと何か我々自身で解決できる糸口が見つかるのではないかと思うのです。金融工学を駆使して作られた金融システムに我々が今は翻弄されている様は、昔見たコンピューターに我々人類が征服されるSF映画を思い起こさせます。いわば全部人間のあくなき欲望から生まれたこと、こんな時歴史はとんでもない悪役を出現させます。ヒトラーだって最初はドイツ国民の期待の星として民主的に国民に選ばれました。がしかし・・・
      どっかの国で世界的に注目されている指導者が、来年から動きはじめます。前任者がどうしようもない人だったから、少しはましになるかも知れませんが、あまりのマイナスからのスタートを余儀なくされています。期待を込めて一挙手一投足に注目したいと思いますが、一歩間違えばヒトラーのように成りかねない事を忘れるべきではないでしょう。更に我が国の政治状況は話題にも上げたくないくらいの、最悪の状態です。いまこそ解散して国民の真意を問い、人事を刷新し漂う政界の閉塞感を打破すべきではないかと思うのですが、政治家の中には「この緊急時に解散総選挙して、政治の空白を作るべきではない。」との大義名分を言う人がいますが、それを任期まで言い続けて結局解散したら「あの時解散しておけばこうはならなかったのに・・」と9ヵ月後にぼやいているかも知れません。今の政権は解散時期を見間違えたのが、最大の失政でしょう。

      田舎の塾のブログが一年最後のブログに塾の事を書かず、日本の政治や世界情勢について案じています。それくらい日本が世界が大変だと感じグローバルな見識の元、塾経営に当たっている私の「美学」と言えるかも知れません。とてもこんな情勢で「冬休み中の受験勉強は・・・とか、・・・君の成績が期末テストで上がった・・・」なんて皆様に今伝えることではないと思うからです。
      

      いつもながらお正月休みをもらい次回は、1月9日に来年のブログをかき始めます。塾関係の方々始め昨年までは年賀状を新年の挨拶として出していましたが、経費節減のためこの場を借りまして今年一年の感謝と、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
今年も私の勝手な「ひとり言」をお読みいただき、ありがとうございました。
I wish you a happy new year !