投稿 マイケル・ジャクソン氏を悼む

 インターネットで彼のことを調べたら、冒頭に次の文章が書かれていた。
ギネス・ワールド・レコーズでは史上最も成功したエンターテイナーとして認定されている。世界総売上げは7億5000万枚(2006年10月末現在)以上。エルヴィス・プレスリーザ・ビートルズと同様に、歴史上の天才の一人。ギネス記録は「全米シングルチャートで首位を獲得した最年少ボーカリスト(ジャクソン・ファイヴ当時11歳)」、「全米シングルチャートで初登場1位を記録した最初のボーカリスト(You Are Not Alone)」、「年間売上げ高が1億ドルを超えた最初のエンターテイナー(1989年、Forbes誌)」、「史上最高額の所得を得たエンターテイナー(89年に1億2500万ドル)」などの記録を保有。」
 ジャクソンファイブやジャクソンズで不動の人気を得てからも、この天才の活躍は留まることはなかった。多くの人は「スリラー」などの彼の活躍を思い浮かべるだろうが、私は1985年に米国音楽界の大御所プロデューサー、クインシージョーンズと企画した、エチオピア難民救済チャリティーを目的としたUSA for AFRICAに参加し、若い彼が米国音楽界のスーパースター達をリードしてライオネル・リッチィーと共作した「We are the world」の姿が、第一に思い浮かぶのである。メロディーはすばらしく、歌詞も普遍的な内容で多くの英語の教科書に記載されたくらいで、ちょうど英語教室を開いた時でもあり教材のひとつとして、歌詞の内容を研究したのが思い出されるのである。
 その後の彼のことは皆さんの方が良くご存知だろう。天才は早く昇天するというが、彼もまた若く昇天したことで皮肉にもそれが裏づけられた形となってしまったことを、とても残念に思う。心よりご冥福を祈るものである。合掌


このブログは7月3日付け高知新聞 朝刊 「声・ひろば」に「若い天才の死」の題で掲載されました。