学校の先生になりたくて仕方ない人も多いのに・・・

  インターネットのニュースは確かに地元新聞よりも一日早い内容なので、面白いといえば面白い。でも下記の記事なども私の購読紙に載るかどうか分からないが、大変な思いをして教員採用試験に合格しても、その試用期間で長年夢見てきた仕事の現実とのギャップに、我慢できないのかもしれない・・・そして管理職にまでなっても降格を願い出るベテラン先生たち・・・今の役職に留まって頑張っている先生が優秀で、このように降格していく先生が優秀でないとは決して思わない。ただとんでもないモンスターペアレントに出合ったとか、仕事が多く夜も家庭に持ち帰り熱心にやり過ぎて体を壊したのかもしれない。この先生の世界は、頭がいいだけではいけないようで、知識よりも知恵が大切なように思う。二十四の瞳に出てくるような幼気(いたいけ)な子どもは、絶滅してしまったのだろうか・・・先日も小学校の担任だった先生にお会いしたが、50歳を過ぎてもまだ小学生の時のように緊張してしまう自分であった。


<教員>試用期間のうちに退任315人…08年度、過去最多
11月5日1時12分配信 毎日新聞

 1年の「試用期間」のうちに、教壇を去った公立学校の新人教員が08年度は過去最多の315人(前年度比14人増)に上ったことが、文部科学省の調査で分かった。うち約3割の88人は精神疾患を理由に退職していた。文科省は「イメージと現実とのギャップで自信を喪失し、うつ病などになるケースがある」とし、相談相手となるべき先輩教員らの支えや目配りを求めている。

 教員は、一般の地方公務員(半年)より長い1年の「条件付き採用期間」を経て正式採用が決まる。08年度は小中高校、特別支援学校などで2万3920人が採用され、このうち1年後に正式採用に至らなかった315人は1.32%(前年度比0・06ポイント減)を占めた。10年前(98年度)は0.27%の37人で、8.5倍に達している。

 315人のうち依願退職者は304人(前年度比11人増)。病気が理由だったのは93人で前年度より10人減ったが、5年前の10人、10年前の5人と比べると急増ぶりが際立つ。文科省が今回初めて精神疾患の人数を調べたところ、「病気」の95%を占めた。

 このほか、わいせつ行為や飲酒運転を理由に懲戒免職となったのが5人。不採用決定を受けたのは4人。死亡退職は2人だった。

 また、自ら望んで降任した教員も過去最多の179人(同73人増)に上った。主幹教諭からの降任が89人、副校長・教頭からの降任が84人。望んだ理由は、精神疾患を含む「健康上の問題」が95人と半数を超えた。

 教育委員会から「指導力不足」と認定された教員は4年連続で減少し、08年度は306人(同65人減)。指導力不足と認定され、研修後に復帰し、再度認定された教員8人も含まれる。【加藤隆寛】