急増する無料ビジネス

  最近無料ビジネスが増えてきたと思いませんか?企業がやっているのですから無料でやってもどっかで利益が出ているわけで、それを知らずとも無料で出来ることは良いとは思います。スカイプという国際電話や国内電話もパソコン同士なら無料で利用できるシステムがあります。ホントに外国や国内にこの会社の回線を利用すれば、いくら話しても無料で利用できるのです。確かTV電話もそうではなかったでしょうか。でも利用率の10%がパソコンから普通の電話や携帯につなげるのは有料ですから、その10%の利潤で残り90%の無料利用をカバーしているとの事です。ネット社会だから出来ることでしょう。でも残りの10%の利用者も無料のシステムを利用し始めたら、どうなるのでしょう・・・企業はそんなことは無い!と計算しているのかも知れません。
 確かに通信事業は最初のインフラに資金を投入すれば、後は維持費くらいで利益は稼げるかも知れません。昔はNTTだけでしたから、進歩は無かったのかもしれませんが、今は携帯通信事業は3社になり激しいシェアー争いを繰り広げています。だからいいのです!
 どこまで無料ビジネスが広がるのかは分かりませんが、ネットの世界ではまだまだ増えることでしょう。しかし、「タダより高いものはない」とも言いますから無料のところだけうまく使っていくようにしないと、無料のつもりで使っていたらあとで高額の請求が来たなどと、あわてるようになるかもしれません。
 塾業界でも成績が上がらなければ無料!とか志望校に合格しなければ無料!などの宣伝文句で入塾を促すところもあります。それがいいのか悪いのか分かりませんが、分かっていることは合格したり志望校に入れば必ずお金がいるということです。その金額が無料保障まで含んでいたら、高いものになるかも知れないことを知っておくべきでしょう。私の教室は今年25周年で、初月の授業料は半額キャンペーンをしています。少しでも早く安く学習を始めてもらいたいからですが、最近はギリギリまで塾には来ない人が増えてきたように思います。高校受験は必ず11ヵ月後にはあるわけですが、多少高くついても試験前の遅ければ12月とかのギリギリから来たりします。それで何とかなればいいのですが、もし何ともならなければどうするのでしょう・・・過ぎ去った時間はもう取り返しが付かないのです。必ずやってくる入学試験には、早めに準備を始めて早すぎる事はありませんから、日頃からコツコツ続けていくことが一番でしょう・・・