おひさま 2

 ビデオに撮り朝ゆっくり観るのが日課だったが、最近面白くなってきて8時のオンタイムの放送から観ている。ドラマに出てくる小市民たちの当時の生活を垣間見て、我々の先輩は本当に大変な時代を乗り越えてきたのだなと思う。昨日の話に出てくるような、特に教育現場での混乱はこんなものではなかったであろう。昨日まで教えてきた事が間違いで、180度違った事を教えなければならない現場の教育者たちの心情を考えると、それは慙愧(ざんき)に耐えなかったにちがいない。その中で落ち込んでいる主人公を励ます先輩先生が「私たちには(子どもたちに)責任があります。後悔がありすまないと思うのなら、あえて苦しい道を選んでこれからも頑張りなさい。」と話していた。大変心に残った言葉であった。劇中当時、なかなかここまで英会話ができる英語の先生は地方には少なかっただろうが、考え方は合理的で進歩的な方が多かったと思う。
おひさまの動画サイト http://youtubetvdoramadouga.blog111.fc2.com/blog-entry-3962.html

 塾を始めた時苦しい経営にもかかわらず、自分の好きな事が始められたことだから、頑張れると思った。自分らしく自分の人生を自分で切り拓き、自分の足で歩んでいく誇りと自負があった。怖いものはなかったし、一生懸命ただやっていた。でも経営はそんなに甘いものではなく、同じ教える仕事の学校の先生の仕事は安定していて、うらやましくも思ったこともある。
 でも紆余曲折があったが、何とか今の歳まで続けられてきて思うことは、自分で決めた人生を自分で歩めていることはやはり、すばらしい!もし30年近く前にうらやましく感じた学校の先生だったら、あと数年でこの仕事から身を引かなければならない。彼らも教えている今は先生だが辞めてしまうと、みんな元先生になってしまう。その点私はあと10年以上は頑張ろうと思う。いやますます達観してきて規模を大きくし、今以上に活動しているかもしれない。夢の域を脱しないが、考えるだけでやる気が出てくる。だから人生は面白い!