人手不足の外食チェーンの驚きの一手!

 テレビ東京系のこの番組「ガイアの夜明け」は高知では翌日金曜日の午前中に見られるが、いつもBS番組を録画して週末にゆっくり見ている。
 景気が上向いているのか、外食産業は人手不足に困っているようで特に都会では時給が1100円は普通、さらに入社お祝い金や年間のボーナスも支給しているようだがそれでもなかなか集まらないようで、企業も人手を掛けずに効率よく利益や生産性を上げる工夫をしている様子が大変勉強になった。でも特に目を引いたのがある会社の経営している居酒屋で、そこでは大学生のアルバイトがなかなかやめずアルバイト募集には苦労していないという話であった。時給は周りと変わりないし労働条件が格段に良いわけでもないが、やめない理由としてその企業が大学生の就職活動を応援、バックアップしているというのである。経営している会社のプロの人事関係者がアルバイト生の就職模擬面接をして、受かるアドバイスを直接学生に指導しさらには、就職斡旋の一環としていろいろな企業にアルバイト生の有利な就職活動をサポートしているのであったのだ。ここまでしないと外食産業は大学生のアルバイトが見つからず、大学生は就職ができないのかと逆に益々厳しくなる競争や就職活動の激しさを感じてしまった。
 そういえばアルバイトを講師で雇ってその時はまずまずの条件で使っていたが、就職がない学生を逆に「お助け」として、雇用しやすい給料でこき使うブラック企業のレッテルを張られた学習塾や、家庭教師派遣会社を聞いたことがある。あまりに安い学習塾は講師の給料も安いだろうから、そこの講師は教育に対する大したモチベーションはないかもしれない。大学生の講師が悪いとは言わないが雇う方は、そのれなりの責任は絶対あるからその学生がいずれはいなくなることを考えての経営を、責任を持って考えておかなければならないのだ。私は自分自身の事で正直精一杯である。入塾した生徒の面倒はしっかり見るつもりだが、将来有望な学生の人生を預かるまでは自信がない。
 どんどん早くなる就職活動、大学3年でもう始まるから昔の悠長な感覚では学生諸君を把握などできないだろう。特に教育という時間と人間性の大切な業種は、やはり講師の責任度が生徒や保護者への責任度にかかってくると私は強く思う。だから私は塾にはアルバイト講師は入れていない。
ガイアの夜明け」は次のHPで見ていただきたい。http://www.bs-j.co.jp/program/detail/17105_201402132100.html