夏期講座開始

 夏期講座が本格的に始まりました。時間数も科目も授業時間も曜日や日時も参加者の都合にぴったり合わせた、塾ミシガン高知独特のチケット制夏期講座です。すべてが塾任せの夏期講座とはまったく違い参加者は「自分で勉強に来ている」という気持ちが強くなるのです。
 「くそ暑いなかの押しつけの何十時間もの講座がはたしてその生徒のためになるのか・・・」「時間数ばかりたくさん取って塾だけが儲かっている営利主義の講座ではないか・・・」「塾ばかりで勉強する塾漬けの学習が本当に生徒のためになるのか・・・」などずっと自問自答してきまして、ここ3〜4年でやっと私が思う理想の「夏期講座」が開け始めたように感じます。
 塾の都合も考慮に入れての生徒自身が保護者と考えて組んだ、まさに「オーダーメード」の夏期講座です。ほかの塾に過去に参加したことのある生徒は一様に、「こんな塾初めて・・・、でもすごく勉強できる!」と言います。生徒だって休みには勉強以外にしたい事はあるはずです。家庭との時間も必要でしょう。でも個人個人の都合に塾が合わせるわけにもいきませんから、既存の塾の夏期講座スタイルになるわけです。それがミシガンは発想が全く逆で、自分の都合を優先して塾の講座を組み立てて料金設定まで決められるわけです。そして授業中は「私語」一つありません。
 数年前に都会から来られて当塾の夏期講座に参加された生徒の保護者の方が「このやり方を都会でやったら、それはびっくりするほど流行りますよ!」と言われました。確かにもしほかに講師がいてもチケット制の根本ルールさえ保てれば、規模は簡単に大きくできると思います。でもそれは普段からの生徒や保護者との人間関係があるからで、昨日今日来た講師で務まるかといえば疑問です。
 私は生徒や保護者に尽くす一人の塾長かもしれませんが、ミシガンは生徒や保護者が塾や私を信頼してくれいるから、便利な良い塾の良いシステムを残そうと支えてくれている一面があるのです。それは互いの「信頼関係」と言って間違いないでしょう。でも自由だからといってなんでもありで、塾がなんでも無理難題を聞いてくれるとお考えの方には向いていない塾です。「挨拶をする、時間を守る、決まりは守る、そして自分でできる範囲勉強をする。」決まりはただそれだけで、勉強同様人間として大切な事を重視する塾です。まさに「Juku Michigan Kochi is ONE FOR ALL,ALL FOR ONE.」なのです。