香港の若者たちが戦う理由

 10/15テレビ東京系の番組WBSで放送されたこの特集には、いささか驚かされてしまった。今の香港の若者は中国本土の影響がじわじわ強くなっているのを肌で感じており、自らの意思でデモに参加しているのである。そして彼らの行動の基となっているのが高校で授業のある「通識」という教育なのだと知って、またまた驚いてしまいさらに、大学生のリーダーはわずか18歳でこの8月までは高校生だった青年と知って、グーの音も出なくなってしまった。
 日本の今の高校生や若者と比べるのは「ナンセンス」と一蹴されるかもしれないが、彼らは若い時から国の将来について真剣に考えて、行動しているのだ。何か日本でも「通識」にあたる授業ができないものかと考えた。
 そうだ!消費税に関して次の世代を担う彼らがどう思っているのか、調べさせて考えさせる授業など公的教育機関でできないものか・・・。しかし大学の入試には関係なければ何もしない今の高校生たちはきっと関心はないだろうが、でもそれで有名大学へ行ける条件になれば、各高校は血眼になってその授業をするに違いない。それって何かおかしい日本の教育だし、香港とは根本的に教育の考え方が違う。こんな香港の若者と将来今の日本の若者は競争してゆけるであろうかと、不安になってしまうのである。
 下記に私が見た番組がUPされていた。ぜひ一見してほしい。我が国の今の無気力な若者の姿は、すべて我々今の大人の責任だろう。
 「自由とは自己の主体性の中に確立され決して与えられるものではなく、自ら努力し勝ち取るもの!」なのである。

 https://www.youtube.com/watch?v=dO-jlBuFg3w