激化するコンビニ競争

 熊本で大きな地震災害が起こりました。先の震災から5年、震災を忘れたらいけないという天からの「啓示」かもしれないと思いました。被災された方の一日も早い復興をお祈りいたします。 

 今週耳にした経済ニュースと言えば、業績好調のコンビニ業界最大手のセブンイレブン・ジャパンの社長人事を取締役会で否決されたのにたいして、日本のコンビニ業界の生みの親とも言われている鈴木敏文氏が会長兼最高経営責任者(CEO)を辞めて引退するというニュースである。不謹慎な話だがその鈴木氏がライバルのローソンあたりに移れば面白くなると思った。
 私はどちらかというと割高なコンビニよりは種類の多いより安価なスーパーに通う消費者であるが、最近物によって逆にコンビニの方が安かったり、少し高くても味が良かったりまたポイントが付いたりするので、通うようになったのである。スーパーやコンビニ店舗の商品の配置一つにしても、さまざまなマーケティング学が応用実践されている。あらゆる角度から人間の行動パターンが研究されて、いかに商品が売れるかを研究尽くされて、あの商品配置になっているのだ。スーパーでもコンビニでもレジ横には小物がおいてあり、レジに並んで待っている客がその商品を見て買い忘れているものを思い出せてすぐ手に取れるような商品を置いてあるのである。
 でもそのようなマーケティング学があまり通用しなくなった、箱積みの陳列をしている小売店もある。かえってそちらの方があまり陳列などに経費を掛けていないように見え、消費者は商品を安くしているようにも思えるからだろう。でも勝手なもので消費者は特に購買力の高い女性層は、ゆっくり買い物をしたい時などはそんなお店よりはやはり、こぎれいに陳列されているお店を選ぶようなのだ。急いでいるときにはコンビニなどを利用し、休みなどでゆっくり買い物をできる時は広々としたきれいなお店で買い物をする消費者たち。環境が変わって収入などが変わってきたら商品野積みの小売店に行くのだろうか、いろいろな購買チャンスがあるからいろいろな経営方式の小売店が、独自に発達してゆくのだろう。

 ふと塾業界はどうだろうか、月10万以上の月謝が要るホテルのような教室でそして講師が正装して執事のような指導をする塾もあるというし、ビリギャルで有名になった塾は年間100万以上いるようだ。また貸会場でただ同然の月謝で生徒には勉強する場所ではなくて友達とさわぐ社交の場のような塾もある。しかし私は常に庶民感覚を貫いた人間を基本に徹する塾でありたいと思うのである。安すぎる塾や挨拶もできない塾はやはりどこかに無理が出てくるのだ。
今やっている「全員合格特別価格入塾キャンペーン」は4月20日で終了しようと思います。