もはやモンスターペアレントではありません!

 少し前の記事ですが、モンスターペアレントの記事を2つ見つけました。親は確かに変わってきています。子どものためにとの行動でしょうが、結局その親はわが子を学校に居づらくしているのです。しかし、包丁を校長に突きつけるとか、成績を上げさせるために裁判を起こすとか・・・私に言わせればもはやこれらの輩は、モンスターペアレントではありません!犯罪者ではないでしょうか、そして自分の気に入らない事で難癖をつけて裁判まで起こす・・・自己中も甚だしい親です。大学などの評価にはどうするのでしょう、就職試験に我が子が落ちる度に裁判沙汰を起こすかもしれません。かわいそうな親以上に子どもが可哀そうです。
ここまでなるとさすがに先生方も黙ってはいないでしょう、負けるな先生たち!と私は言いたいです。

茨城県警日立署は、暴力行為等処罰法違反の容疑で、茨城県日立市高野町の無職、生天目(なばため)利明容疑者(50)と妻で無職の由貴子容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑は、自宅を訪れた、子供が通う同市内の学校の校長と教員2人に、包丁を突き付けて「運動会をもう1回やれ」などと脅迫したとしている。利明容疑者は「やっていない」と容疑を否認、由貴子容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。
同署によると、両容疑者は子供が通う学校に対し、行われた運動会を「延期しろ」と複数回にわたって要求していたという。
同署は動機を調べているが、何らかの理由で子供が運動会に出られないため、「延期しろ」と要求したが、聞き入れられなかったことから、「もう1回やれ」と脅迫した可能性があるという


(モンスターペアレント」先鋭化 裁判沙汰も…疲弊する教師たち)

学校や教師に無理な要求をする「モンスターペアレント」をめぐるトラブルが後を絶たず、法廷に争いが持ち込まれる事態になっている。兵庫県内でも、母親が学校側に子供の成績表の評価を上げるよう求めて提訴し、神戸地裁が「請求権がない」として、訴えを却下するというケースがあった。教師側もだまってはいない。保護者から一方的に暴力をふるわれたとして、保護者に損害賠償を求める訴訟も起きた。教育現場に、何が起きているのか。


成績表上げろ!

 兵庫県内の公立小学校に通う児童の母親は平成25年9月、自治体を相手取り行政訴訟を起こした。驚きの内容は「学校側に児童の成績表の評価を上げ、謝罪を求める」というもの。

 母親は、児童がテストの点が良いにもかかわらず、3段階評価で真ん中の「できる」という評価だったと指摘。「厳しい評価で差別的だ」と主張し、一番高い評価の「よくできる」に改善するよう訴えた。

 神戸地裁判決は今年2月、成績表は校長の裁量で教諭に作成させ、保護者に指導状況を連絡するものとした上で「成績表作成は法的根拠のない行為で、行政訴訟の請求権がない」として訴えを却下。また、謝罪要求についても、成績表は保護者に交付され、第三者に公表されないとして「名誉毀損(きそん)にも当たらず、訴えに理由がない」とした。

 こうしたケースが「裁判沙汰になった例は初めて」と自治体の担当者は語るが、学校側には「担任を代えてほしい」「部活の顧問を代えてほしい」など受け入れられない要求が毎年数件寄せられるという。