お化粧品も立派な自己投資です!

 以前ある友人と話した。「独身時代は自由でお金も使えてまさに独身貴族だった」という。彼はまだ30代後半、「何かしたいことがあるのか」と聞くと、「勉強したい!」と言ったのである。「だったら英語なら手伝うよ。」というと、「英語か、もう一度やってみたいね、でも子どもが小さいから今はお金をためて将来彼らのために使ってあげたいから、自由になるお金がない・・・」というのだ。「勉強はお金を掛けないでも始められるぞ!」というと、「俺はお金を掛けないと結局続かないし身に付かないんだ・・・」との事。なんかかわいそうだった・・・。
 お金に対しての考え方、行動に対する考え方、そして人生に対しての考え方が、根本的に違う人だという事が分かったのであった。人生一度切りで今日という日はもうないのだが・・・それ以来その友人とは会っていない・・・。その友人も定年を迎えている事だろうし、ひたすら我慢してためたお金でそのお子さんがどうなったかは全く知らない・・・。
 「自己投資」それはお化粧品のような気がする。若いうちから肌の手入れをしていないと、歳を取って悲惨な肌になると知っている人は、若い頃から肌を手入れしている。若さにかまけて手入れも何もしなければ年取ってみて、若い頃から手入れをしている肌の人とは全く違うのである。同じように若い頃から自分を磨くために投資している人は、やはり何もしていない人とは違うだろう。
 子どもを立派にしたいでもその前に、親父が立派になろうとすることがより大切ではないかと私は考えるのである。哲学的な「善を積む」とい話にも通づるような気がする。でも賛否両論ある話だろうからこのブログを読んでくれている、分かる方がわかっていただければそれで良い・・・。