田舎(雪国)暮らしは甘くない

 コロナ禍の影響か都会暮らしに見切りをつけて、田舎に移住する人が増えているという。人生一度だけだから自分の人生だから好きに生きるのは大賛成であるが、人間一度楽な事に慣れてしまうとそれが当たり前になって、思う様に行かないとストレスも溜まり逆に、昔の生活が良かったと思ってしまう様だ。

 都会から地方に来て、悠々自適に過ごしている話ばかりが先走りし、それが移住したら普通で当たり前になると考える都会人たちがいる反面、逆に移住される田舎に住んでいる人たちは、実は田舎なりに厳しい生活の中で生き抜いていて、都会にはない苦しさの中で生きていることが、移住してくる人にはわからないのかもしれない。

 高知が嫌だと都会に出てやはりそこも合わなくて、まったく知らない東北地方に行った人の話を聞いたことがある。その人曰く「一番寒さと雪が辛かった」と3年ほどで高知へ帰ってきたのである。それ以来嫌いだった高知が大好きになったと話していた。

 日本国中どこでも働ける国家的な資格でも持っていたら、仕事には心配なくて生きてゆけるだろうが、南国育ちには根雪の冬の寒さは、そんなに簡単に乗り越えられるものではない。

 だから私は高校生が大学進学で雪の降る地方の大学を志望したときには、必ずこの話をすることにしている。山陰地方だって京都府の北の方や北陸地方も、南国育ちの我々には慣れない雪国なのである。その雪国暮らしは甘くないのだ。

下記に高知県が作った移住に関する、興味深い動画を添付しておこう。

https://www.youtube.com/watch?v=EZTwT9yKifY

 

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