ブログについて考える #2

 以前「小笠原先生のブログには全く写真がないですね、文章ばかりだと書き方も読む方も疲れませんか?」と聞かれた事がある。私はその時に「文章があっての写真なら「読み物」としてはまだその範疇でしょうが、写真があっての文章ならもうそれは「読み物」ではなくて「見るもの」であり、私はブログではないと考えるからです。」と答えた記憶がある。

 商売上いろいろな業種のホームページを見させていただき、その書き手のブログを拝見するのであるが、余りにも写真が多用されているし、余りにも不定期にしか書かれていないブログが目立つのだ。ブログを出す方は写真を使えば手間はいらず説明文も必要ないから簡単であろうが、それは余りにも読み手を愚弄しているようにさえ、私は感じるのである。

 ブログは読み手在っての、ブログではないだろうか、その方たちは何か文章を書けとか言われたら、スマホを出して写真を撮り、そのブログに張り付けて仕上げるかもしれないなんて思うと、我が国の活字文化はもうだめになってしまうような気に、私はなるのである。世代の違いだろうか、いやブログの作り手の気持ちの入れようの違いだろう。

 一時は出版業界を席捲した写真週刊誌は、ほとんど廃刊になってしまった。そんな中活字で出版されている新聞や週刊誌はまだまだ生き残っているから、私の活字のブログも多くの人の心に残っていくものであると信じて、今日もマメに書いている私である。ブログは作者の性格が一番わかる媒体かもしれない。最低週に一度は出し、多くの読者に新たな情報や知識、そして哲学などを提供してゆくものだと信じて、今日も書いている。

 Fagottoの日記」ダイジェスト版#のご案内

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教室のホームページが新しくなり、このブログ「Fagottoの日記」のダイジェスト版#のページを作りました。最近のブログだけをいくつかまとめてアップし作成したもので、上記がそのブログアドレスです。どうかそのブログともども、教室の新ホームページもよろしくお願いします。