どんな世界も甘くはありません・・・

 最近「働くという事」について最近よく考えます。今の私にとって「働くという事」=「仕事」は、「塾を経営し教えるという事」ですが、小さい頃に夢見た職業などを思い返すと、その気持ちは年齢や環境と共にかなり変わってきました。それは皆さんも同じだと思います。それでなぜ塾を始めたのか、という事から思い出していました。

 就職したのが流通業界で、自分としては将来ビジネスをしてみたいとの気持ちが強く商売の勉強を兼ねての就職でした。今考えると大変競争の激しい世界で、スーパーや小売店に食品を卸すわけですが、入ってくる商品の原価はほぼどこも同じですから、いかに営業マンの信用を小売店に売り込むかで、業績が決まるわけです。数年たつと会社は担当替えで新たな顧客を持たせるのですが、私は割と厳しい地区を持たされていましたので、業績はあまり芳しくなく普通だったらさっさと転勤して、新たな顧客で営業をするのですが、私はそれが業績が上がらない原因であると感じ、長く同じ地区を担当させてほしいと上司に話したのでした。その上司も数年で変わりますから、営業はやりにくいですよね。しかし時間を掛けて人間関係を築いていけば、少しずつですが道は開けていったのです。当時から英語は勉強していまして、その勉強が一種の仕事のストレス解消になっていました。お得意先のお子さんが英語が分からないというので、数回個人的に見てあげた事がありました。そんな事も顧客との人間関係を築くのに役立ったのです。

 30歳が見えてきて、このままでは自分の人生10年すればあの上司だろうか、なんて想像し始めると急に嫌になり、いろいろ考えた上で塾業を選択したのです。一番の決め手は流通業のように商品を仕入れて、それを販売するものではないという事です。商品は塾長の「知識」ですから、利益率はかなり高くなり必ず儲かる!と信じて疑わなかったのでした。しかし今思えば塾業界もそんなに甘くはなかったのでした。

 より自信をつけるためにアメリカにも勉強しに行きました。授業や宿題が大変でしたが何とか終了して、英語塾を始めたのがこの世界に入ったきっかけです。

文章を書くという事

 

「人はなぜ文章を書くのだろうか」とか最近考えていた。自分が感じる事や思いの丈を文章に替えてこの声・ひろば欄に投稿し掲載される事で、多くの知人や友人に「まだ元気でやっているから」という事を、知らせている役目も果たしてもらっているようにも思う。私もかれこれこの投稿蘭と、40年近いお付き合いをさせてもらっている。

 小学生の頃国語の試験で「次のお話を読んで感じた事を書きなさい。」という問題があった。どんな内容だったかは覚えていないが、私は問題の指示通り「あんまりおもうしろうない」と感想を書き、担任の先生に叱られた記憶がある。でもその問題で丸をもらっている友達は、自分の答えとは全く違う答えだったので驚いて、「ほんまにこんなに感じたが?」ときいたら、「塾でこういう風に答えなさいと習ろうた」というのであった。私は塾には通っていなかったが、子どもごころに「こんな問題ではほんとの気持ちを書いたらいかんがや」と学習したのだった。

 そんな私が今文章の書き方なども塾で指導している。世の中とは本当に分からない。しかしこんな私にも今でも文章指導をしてくれる先生がいて、ありがたいことに叱咤激励をいただけているのである。

「たくさん読み、たくさん書き、たくさん捨てる。そしてじっくり時間を掛けて推敲しなさい。」先生の文章には足元にも及ばないが、私にとって文章を書く事は「たかが文章」ではなくて「やっぱり文章」なのである。

 

このコラムは高知新聞9月25日読者欄に掲載されました。

 

研修会の講師をいたします。

 

 

英語の発音がきれいにできるだけで、
生徒は先生を見直すのです!

中1英語の1学期の指導で困っている先生へのお助け研修です。アルファベットの本格的な発音、単語や文法の教え方、学習順序などなど、後々生徒が困らないような指導を実地研修いたします。

実施要項

日 程 : 2022年10月2日(日)13:30〜17:00
場 所 : 文理スクール:名古屋本校
  名古屋市中村区名駅2-41-20 CK18 名駅前ビル1F
TEL:052-581-6235
講師 塾ミシガン高知 代表 小笠原 隆政氏
   

この度英語講師初級基本講座を担当する小笠原です。

 

長く経営セミナーはやっているのに、なぜ教務セミナーが無いのだろう・・・

と私は長年不思議に思っていました。

私の長い塾経営の中で,

おかげさまで私の塾は高校入試においても、100%全員合格をもう長く続けております。

しかし近年学習指導要領の変更で、特に英語が変わり多くの先生方が指導に戸惑っているのを知るようになったのです。文法解説テキストは従来通りですが、教科書においての文法においては、色々なジャンルが入り乱れて出典され、制作されております。

 

小学校で英語が必須になったせいか、中学の教科書が小学校である程度それらの学習が済んで理解しているものとして内容がテキストに書かれていますから、中1の段階で英語が分かる生徒と分からない生徒がはっきり現れているのです。

 

それは塾だけでなく学校においても同じで、現場の英語の先生は

大変苦労されているのです。現場の英語の先生が苦労して教えている教科書の内容を

英語の専門家でもない塾の先生が指導できることはすごい事です。

 

やはり私は英語を子どもたちに教える以上は

先生の生の発音でアルファベットから指導をしてこそ生徒は喜び、

先生を信頼するものと信じますから

今回この英語講師の初級基本講座の教務研修を企画し、実行する事となりました。

 

私の英語はアメリカでも標準語の英語です。

外国人だと思って習った英語が、いわゆる訛りがあるような発音ではなくて、

アメリカでもマスコミや多くの知識人や政治家などが意識して使う

スタンダードの英語発音です。

 でも我々は日本人です、完壁な発音などできるはずもないですが、

似せるくらいでしたら少し発音の要領を学ぶ事により、ぐっとそれらしくなります。

早く発音する必要はありません、私たちは英語では外国人ですから

ゆっくりときれいに相手に正確に、言いたいことが伝わる事が大切なのです。

 

大丈夫です、ゆっくりやりますから。

わずか3時間半の研修ですが、きっと終わって懇親会に参加されるときには、それまでとは違った英語発音に少し自信のある、塾の先生になっていることでしょう。

 私はこの方法を学び40年近く実践教授してきました。

こういう機会は何度もは持てないでしょうが、

私のレガシーlegacy(遺産)として深くご参加の先生方の

英語教授法として残ることを祈ってやみません。

 ありがとうございました。

 

塾ミシガン高知 代表 小笠原隆政

 

京セラ創業者 稲盛和夫氏がお亡くなりました。大変謙虚な方だったように思います。彼のアメーバ経営は分かりやすく好きでした。

稲盛和夫

京セラ創業者

稲盛和夫の名言

稲盛和夫の過去の名言をまとめた名言集からです。

    •  
    •  運の悪い人というのは、自分を棚に上げて人の批判ばかりしています。そういう人は、知らず知らずに運を悪くしています。
  • 私は、才能というものは、集団を幸福へ導くため、天が人間の世界に一定の割合で与えてくれた資質だと思っています。そのため、たまたま才能を授かったものは、それを世のため、社会のため、集団のために使うべきと考えています。

  • 「もうこれでいい」と思った瞬間から、会社の没落が始まる。

  • これが正しい道だと固く信じているのであれば、その道がどんなに険しかろうと、どんな悪天候に遭遇しようと、その道をまっすぐ頂上まで登るべきです。安易な道はたいていの場合、ゴールへ導いてくれないのです。

  • 「これが理想的であることはわかってはいるけれど、現実にはそんなことは不可能だ」と少しでも思ってしまったら、どんなことも実現することはできない。

  • リーダーが組織をどうしたいのかという思いがとても大切です。どんな規模の企業であっても、もっと立派な会社にしたい。あるいは、オンリーワンの技術開発に成功して、売上高も利益も増やしたいと考えます。そうした「思い」が一番大切なのです。

  • 人は、天賦の才を決して私物化してはなりません。むしろ、謙虚になり、集団のためにその才能を使うべきなのです。

  • 揺るぎない信念はいかにして身につけることができるのかといえば、それは逆境のなかで辛酸を嘗めるような苦労を経験をすることでしか身につかないと、私は思います。

  • ものごとというのは、善意で考えるのと悪意で考えるのとでは、おのずからたどり着くところが違ってくるものです。

  • ただの努力では、企業も人も大きく伸ばすことはできません。

    「誰にも負けない努力」こそが、

    人生や仕事で成功するための駆動力となるのです。

        •  

一般的な大学生の平均生涯賃金は3億円ですが、東大卒の平均は大体4億5000~6000万、我が子我が孫を浪人させても東大へ行かせよう!

 興味深い記事が載っていました。高知土佐高校野球部OBで東大野球部の監督をながくして、現在東京で複数の進学塾を経営している方のお話が載っておりました。高知では有名な方です。

 

「慶応は本当に嫌いですね」東大野球部のスカウトが語るスポーツ推薦も内部進学もない東大の努力「夏休みは高校球児に勉強合宿で口説く」

 2017年、日本ハムからドラフト指名の宮台康平投手。じつは東大野球部は高校1年当時から宮台に注目していた。そんな東大のスカウト活動とは?東京六大学野球リーグの選手たちの出身校をみると、甲子園常連校や強豪校がズラリと並ぶ。早稲田や法政、立教、明治などはスポーツ推薦で入学する野球エリートが多いからだ。慶應はスポーツ推薦を実施していないが、強豪として鳴らす慶應高校をはじめとする内部進学組の安定感が心強い。こうした私立5校と比べると、スポーツ推薦も内部進学もない東大は断然に不利だ。しかし、これをはねかえそうと、東大野球部OB会では独自のスカウト活動を展開しているという

「東大合格当日に、湘南高校の宮台くんに会いに行った」

 東大野球部は弱い弱いとよく言われるが、いったいどのくらい弱いのか。2013年から2019年まで、監督として東大野球部の指揮を執っていた浜田一志は、こう言う。

「東大と他5大学の戦力差は、おそらく20倍あるでしょう。東大を除く5大学からプロ野球のドラフトで指名されるのは、毎年10人ほど(社会人経由も含む)ですから、各大学が2人としましょう。それに対して、東大からプロ入りするのは、10年に1人、つまり1年に0.1人にすぎません。この人数の差が大学の戦力の差を表していると考えると、基準としてわかりやすい」

 東京ヤクルトスワローズの宮台康平(2018年卒部・湘南)は、今年7月に一軍のマウンドに上がって話題を呼んだが、それも東大出身のプロ野球選手が超希少だからこそ。宮台の前の該当者となると、北海道日本ハムファイターズにドラフト9位で入団した、松家卓弘(2005年卒部・高松)までさかのぼらねばならない。

 だが、松家から13年ぶりとなるプロ級の選手を、じつは東大はただ待っていたわけではなかった。

「宮台くんは、中学生の頃から話題になっていた左腕の好投手。文武両道で知られる湘南高校に進学したと聞いて、同校野球部の川村靖監督に電話で問い合わせたところ、学業成績も優秀とのこと。将来は東大野球部に来てくれると期待していました。2014年の東大の合格発表日には、湘南高校に宮台くんを訪ね、東大野球部の入部届にサインをしてもらいましたよ」

灘や開成などの超進学校は“スカウト対象外”

 有望な選手に早くから目をつけ、在籍する高校の指導者を通じて東大野球部への入部をプッシュするのは、まさにスカウトである。浜田は2006年からこの活動に関わり始め、監督在任中も含め、現在に至るまでも精力的に取り組んでいるという。

「東大野球部のOB会の中で、野球部員をもっと補強しようという声が出たのが、2006年のことでした。当時、部員数が1学年10人前後だったこともあり、部員数を増やし、同時に野球が上手い子をもっと入学させようということで、スカウト事務局が作られました。といっても、大学公式のものではなくOB会のボランティア活動です。東大のスカウト=入試対策でもあるので、学習塾の経営をしている私が適任だろうと、OB会長のご指名を受けたわけです」

 浜田は1983年に土佐高校から東大に進み、4年時には野球部主将を務めた。大学院卒業後は、新日鉄に入社。1994年に独立し、文武両道を目指す「部活をやっている子専門の学習塾」Ai西武学院を創業。2013~2019年の東大野球部監督時代は、通算9勝をあげている。

「2007年から、スカウトのために各地の高校野球部を回るようになりました。訪問先は、基本的には、本気で甲子園を目指している地方の進学校ですね。1~2カ月に1校のペースで回り、およそ10年程度で47都道府県をコンプリートしました。最初はツテなんてありませんから、飛び込みの電話から始まります。『東京大学野球部のスカウトの浜田と申しますが、文武両道の高校とお聞きしているので、一度練習を見学させてもらえませんか』と直接学校の事務室に連絡するんです。スカウト活動の予算はほぼないので、『訪問した際、文武両道について講演する。その代わりに、旅費を出してほしい』という交渉もしましたよ」

 高校訪問で細やかな東大受験対策を指導しているわけではない。浜田にとってのスカウト活動を端的に言うと、「東大受験のモチベーションを高める全国規模の活動」なのだとか。

「東大受験なんて考えてもいない子に、東大に行きたいと思ってもらうことが主眼ですので、黙っていても東大に多数入学してくる灘や開成などの超進学校は対象外です。秋田、静岡、東筑彦根東、米子東など甲子園出場経験のある地方の進学校を訪問して、選手と話すケースが多いです。そのような学校の野球部員はみな文武両道を目指していますから、『東大野球部で文武両道のテッペンを目指しませんか』と声をかける。やはり、テッペンという言葉は男の子の心理をくすぐりますからね。さらには、『慶應などで控えになるより東大でレギュラーになって、初優勝の立役者にならないか』などと口説きます」

「現役東大生が家庭教師に」夏休み2週間の合宿勉強会

 こうした地道な訪問活動は、高校野球界で話題を呼んだ。やがて2013年に監督に就任する頃には、高校野球関係者の人脈もすっかり広がり、各地の高校から有望選手の情報が集まるようになっていた。

「こちらから声をかけなくても、高校の先生から『勉強ができる野球部員がいますよ』『今度入ってきた1年生部員、なかなかいい子ですよ』といった連絡をもらえるようになりました。ただ正直言うと、実際に見てみて、その子が野球が上手いかどうかは私には関係ない。それよりも、本気で甲子園を目指している高校からの、最初の東大野球部員を作ることが重要なんです。多くの高校生は先輩の進路を参考にしますから、東大野球部というルートを一度作ると、後輩も東大を目指すようになるのです」

 浜田によれば、高校球児は大きく分けると、プロ野球のドラ1候補、U-18代表、甲子園経験者、甲子園まであと一歩組、1回戦ボーイ(1回戦負け)というピラミッド型になっている。東大野球部のメンバーは1回戦ボーイが中心であるため、浜田はここに強豪チームの血を安定的に入れる仕組み作りにこだわったのだ。

 監督としての浜田のスカウト活動はさらに熱を帯びた。とっておきの小道具としては、スクールカラーである淡青色に「東大」と白く染め抜いたハチマキ。「これで偏差値が5上がるよ」と渡せば、東大受験のモチベーションがグッと上がるという。

 また、夏休みには高校球児を集め、東大野球部のグラウンド近くで2週間の合宿勉強会も実施。昼は予備校で学習、夜は現役の東大野球部員が家庭教師のように密着するという強力なバックアップ体制だ。勉強会とは別に、高校1~3年生を対象とした練習体験会も開催しており、これも優秀な球児たちのやる気に火をつけるのだという。

「そのような活動を行なっていくと、毎年8月には東大受験予定者リストができあがります。各高校から情報を寄せられた有望選手や、勉強会と練習会の参加者をまとめるとおよそ200人ほど。そこから20人前後が東大受験に至り、そのうち合格するのが3、4人ですね」

慶應は、この点では本当に嫌いですね」

 目をつけた200人中、20人しか東大を受験しない歩留まりの悪さは、他大学との競合によるもの。

「私が高校生と直接メールのやりとりをしたり、間接的に高校の監督さんを通じてメッセージを伝えてもらったりして、東大受験のモチベーションを上げていくわけですが、途中で横取りされるんですよ。特に慶應はもう、この点においては本当に嫌いですね。文武両道の公立進学校には慶應の指定校推薦枠があって、そちらに流れるケースは多い。受験で合格するかどうかわからない東大よりも、指定校推薦で100%入れる慶應を選んでしまうわけです。また、東大を目指して勉強をしてはいても、最終的には確実に合格できそうなランクの大学を受験する子もいます」

 そうやって他の5大学にも有望選手を送り込んでいる点で、浜田のスカウト活動は両刃の剣とも言えそうだが、本人は意に介さない。神宮球場で対戦した際、「高校時代はお世話になりました」と他校の選手が挨拶しに来るたび、自分のスカウト活動は、東大だけでなく、東京六大学リーグ全体に貢献しているとの思いを強くしていたという。

東大合格への戦略「7000時間勉強すればいいんですよ」

 だが、浜田の持論としては、戦略さえ知っておけば、東大受験と野球という文武両道を達成するのはそこまで困難ではない。

「東大に合格するには、データに基づく戦略があります。東大合格者たちの勉強ぶりを分析すると、英語、数学、理科、国語、社会の5教科を3年間で、授業も含めて7000時間勉強すればいいんですよ。高校3年間は2万6280時間ですから、高校生活の3分の1弱を勉強にあてるだけです。ふだんの授業も含めて1日約8時間勉強すればいいので、不可能ではないでしょう。浪人している子は単純に7000時間に満たなかっただけです。また、野球にマジメに取り組んでいた子は学力も伸びやすいという相関関係があります。勉強に必要な背筋力と動体視力を野球は養います。背筋力は姿勢を良くし、動体視力は速読につながりますからね」

 そして浜田のもうひとつの持論も紹介しておこう。現役で他大学に入るより、浪人してでも東大に入ったほうが、金銭面では断然トクなのだとか。

「現役での東大合格に不安を持ち、浪人に対して後ろ向きなケースでは、親御さんも含めた三者面談を行うこともあります。説得の言葉は、例えばこうです。一般的な大学生の平均生涯賃金は3億円ですが、東大卒の平均は大体4億5000~6000万。将来の1億5000万円の差を考えたら、予備校代の100万円は投資だと思いませんか。東大野球部OBの就職は、どこに行けるかではなく、行きたいところに行くだけですよ、と」

 高校球児に夢を語りつつ、しっかりと大人の現実を見せながら熱血スカウト活動を続ける浜田である

 

 

Top Gun 確かに面白かったですが・・・

 私も2回見ましたが、ここまでくるとこの人たちは「病みつき」を通り越して「中毒病」ではないかと思うくらいです。人間って意外と単純に危険な人生を決めるものなのですね。

視野一杯にスクリーンが拡がる席で鑑賞する事を薦めます。飛行機酔いみたいな気分になったら、それがまさにこの映画の醍醐味でしょう。ある人は84回見たとか映画代が15万円を超しています。

“追いトップガン”ハマる理由 84回鑑賞した強者も…自衛隊に“志望者”倍増

(「グッド!モーニング」2022年8月18日放送分より)

公開から2カ月以上経ったにもかかわらず、いまだにチケットの争奪戦が繰り広げられる「トップガン マーヴェリック」。映画を何回も観る“追いトップガン”という言葉まで生まれる人気の理由を取材しました。

■“110億円”突破 コロナ後の実写“初快挙”  都内の映画館では、公開から2カ月余り経った「トップガン マーヴェリック」は平日にもかかわらず、チケットは完売。その勢いは止まりません。  上映直前の観客席をのぞくと、熱気に包まれていました。  1986年に公開された「トップガン」の続編となる今作。アメリカ海軍のエリート養成機関を舞台に、パイロットたちが絶対不可能と思われる任務に挑戦する物語です。  日本での興行収入は、110億円を突破。新型コロナ流行後の実写映画として、初の快挙となりました。この快進撃を支えているのが…。  20代カップル:「僕は5回目になります」  60代夫婦:「16回目ぐらいだと思う」  男性:「きょうで39回目になります」「(Q.39回!?)圧倒的な爽快感と没入感が体に染み付いて、中毒の症状です」  何度も劇場に足を運ぶ、いわゆる追いトップガンをする熱心なリピーターが後を絶たないのです。一体なぜ、何度も鑑賞したくなるのでしょうか?  追いトップガン7回 50代:「臨場感がものすごくあるし、本当に自分がコックピットにいるような感じは受ける」 ■大迫力の飛行シーン 俳優も3カ月“訓練”  理由の1つが、大迫力の飛行シーン。リアルさを求めるため、CGは使わず、コックピット内に設置した6台ものカメラで広がりのある映像を実現しました。  実際の戦闘機に乗っての撮影では、想像を絶する過酷なG(重加速度)が掛かるため、俳優陣には、それを耐えながら演技ができるように、3カ月にわたり訓練が施されたといいます。  追いトップガン2回目 50代:「映像と音響が芸術作品みたいな感じで、ストーリーが分かっていても観る度に感動する」  撮影時から様々な上映システムで観客に観てもらうことを想定して作られたこの作品。通常の上映を観た後、270℃のワイドな映像と、座席が連動する「4DX SCREEN」という、ハイグレードな上映システムなどでも観るという人が続出しています。 ■36年前から「伏線の回収」 親子で鑑賞も  そして、追いトップガンをしたくなる2つ目の理由が「伏線の回収」です。  トップガン初鑑賞 10代学生:「きょうも午前中に前作を見て」  追いトップガン3回 10代学生:「準備してから、きてもらいました」  追いトップガン2回 60代:「(きのう)前作を観たんです。そうしたら、あーってつながって、色々絡み合ってて、すごく面白い」  今作を観た後に動画配信サービスなどで前作のトップガンを鑑賞。その後、再び劇場を訪れて、36年前からの伏線を回収しながら楽しむ人が多いのです。  また、若い世代が親を誘って再び鑑賞するケースもあります。  追いトップガン2回  20代娘:「(Q.おすすめしたような形?)そうですね。1回観て、すごく良かったよって言って、一緒に。父が元々、トップガン好きだったので」  トップガン今作初鑑賞 50代父:「最初のは観てるので、世代的に。こうやって一緒に来られるのは、すごくうれしい」 ■84回鑑賞!?一日6回も「あすへの活力に」  そして、なんと84回も観たという強者に取材をすることができました。  追いトップガン84回 40代:「つらいので、きょうは観に行くのやめようと思っても、夕方になるとちょっと元気出てきて。やっぱり、きょうも行こうかなって思って、行ってしまう」  一日最高6回も観たことがあるというこの女性。体がつらいときでも、映画を観ることであすへの活力になっていると話します。  追いトップガン84回 40代:「あした、仕事頑張ろうって。映画のなかの人物たちが頑張っているから、自分も頑張ろう。次、また見に行くぞ、また頑張ろうって、繰り返して自分を奮い立たせてというか。きっとこの先も、これ以上、引き付けられる映画は、出会えないんじゃないかという不安もあります。それぐらい、自分のなかでは、結構かなり大きな作品」 ■サングラスも品薄に…「例年の倍以上売れ」  トップガンブームは、劇場で観るだけにとどまりません。  人形用にトップガンの服を自分で作ってしまう人やコスプレをする人など、楽しみ方も広がりを見せているのです。  拡大している“トップガン現象”。このメガネ店では、映画の影響で、品薄となっている商品があるということです。その商品を見せてもらいました。  めがねお~御徒町店・桑原博志店長:「こちらが、『トップガン マーヴェリック』で使われたモデルになります」  レイバンの「アビエーター」と呼ばれるサングラス。前作に続き、今作でもトム・クルーズさん演じるマーヴェリックが愛用しているモデルです。  桑原店長:「かなり売れています。例年の倍以上売れています。その他に、今まで使われていたアビエーターのモデルを持ち込んで、レンズを度付きに換えたりとか、そういう方も非常に増えています」  品薄状態は続いていて、追加発注をかけていますが、入荷は未定だということです。 ■自衛隊にも“トップガン効果”志望者倍増  トップガン現象の影響は日夜、日本の防衛を担っている自衛隊にも及んでいました。  自衛隊群馬地方協力本部 2等空佐・宇田信一さん:「今年については倍以上という数で、非常にありがたいなと感じている」  日本での興行収入が110億円を突破するなど、空前のブームを巻き起こしている「トップガン マーヴェリック」。その影響は、今月、自衛隊が開催した航空学生を志望する人に向けた説明会でも表れていました。  自衛隊群馬地方協力本部 2等空佐・宇田信一さん:「海上自衛隊のマーヴェリックと、航空自衛隊アイスマンが来てますので…。ここ笑うとこですけど、笑いとれないので…」  海上自衛隊航空自衛隊から現役のパイロットが講師として招かれ、時折、「トップガン」の話題を盛り込みながら行われた、この説明会。今年は、例年以上の手応えを感じているといいます。  自衛隊群馬地方協力本部 2等空佐・宇田信一さん:「(参加者は)ここ2、3年だと10名前後で推移していたので、今年については倍以上という数で。これ(映画)を観て、興味を持ってくれた方が少しはいたのかなと」  実際、36年前に前作「トップガン」の映画が公開された時も、航空学生への応募者が、前年の2割近く増えたといいます。この日、説明会に来ていた若者の中にも…。  航空学校への志望者:「トップガンを観てモチベーションを上げて、勉強をやっていこうというのにつながった」 ■自衛隊パイロット「初代を観た時に…」  パイロット志望者の増加に期待を寄せる自衛隊。近年、航空学生への応募者が減少傾向にある一方で、日本を取り巻く安全保障の環境は厳しさを増していて、パイロット養成の重要性が高まっているからです。  講師を務め、自身も戦闘機に乗っていた経験を持つ航空自衛隊パイロットは、次のように話します。  航空自衛隊 3等空佐・濱井佑一郎さん:「初代のトップガンを観た時に、こういうかっこいい世界もあるんだというところで。そこから、戦闘機パイロットっていうのを意識するようになりました。毎日は、厳しい日々でした。かっこいいとか、楽しいっていう世界ではなかったです」  広がりを見せるトップガン現象。この勢いは、まだまだ続きそうです。

2年ぶりのよさこい祭り

 今日8/9に前夜祭にあたる納涼花火大会があり、明日明後日と高知市の繁華街はよさこい祭り一色になる。最近は殺人光線のようにすら感じる、高知の真夏の日差しのもと、今は老人が踊っているのは見かけないが、このよさこい祭りに青春を掛けていると思われる若者たちが、高知の繁華街を踊りまくるのである。振り付けはほんとに自由で鳴子を持っている事と必ず前に進む振り付けであることぐらいではないだろうか、もちろん踊る曲に使うのはよさこい節であるが、アレンジはそれぞれの団体で自由にやっているので、ちょっと聞いたくらいではその曲が、よさこい節と判断できないくらい変わっているのも少なくない。

 この祭りが終わると高知の夏のピークが過ぎたようにも思うが、最近は9月後半まで暑い日が続く。夏は暑く冬は寒い方が自然の哲理であろうが、最近の暑さは少しきついのである。しかしよさこい祭りは私も若い頃に参加したし、だからこそ若者が夏に踊り狂う気持ちは理解できるのだろう。

 コロナに負けずにどうか安全に楽しく、この祭りを楽しんでいただきたい。

少し暑さが応えている筆者です。今回は少し夏休みをもらって次回は、8/22の週にお目にかかりたいと思います。少し休んで元気になってきます。またよろしくお願いします。