父の日特集、かみなり親父のすすめ

 明日は父の日だそうだ。きっと母の日があるから父の日も後から出来たのだろう。
父とは何ぞや?とふと疑問に思い辞書を調べて見た。おとこおや、比ゆ的にある物事を創始した人、または偉大な業績を残した人、とあった。

 私が小さい頃は父は家の真ん中にいて父の言動が家のルールだった。軍隊で若い頃過ごしていたから何か悪い事をするとよく、平手だったがぶんなぐられ怖い存在だった。地震、雷、火事、親父と怖いものが並べられるが、最近の父親像は決して怖いものには入らないようである。逆に存在が薄かったり、汚いとか、臭いとか言われて毛嫌いされているという。他人様の家庭の事だから私がとやかく言う筋合いの物ではないだろうが、やはり家庭での最後の悪役(怒り役)は親父が演じなければならないであろう。子供に「お父さんが怒ったら怖いから・・・。」と思われてないと躾などできない。ふだんさんざん父親を子供の前で馬鹿にする母親が、「お父さんに怒ってもらうわよ。」なんて言っても子供には伝わらない。弱い父親も強い母親も現実に子育てにも躾にも良くないようだ。でもあるお母さんが話していたが、「父親を立てる所は立てても首根っこはしっかりつかんでいますから・・・。」父親の操縦法も知る良妻賢母と言えるかもしれない。

あなたが自分の子供を叱らなくて誰がしかるのですか!怖いお父さんに子供が高校卒業するまではなるべきです!

 父権が危ぶまれて久しい、男親は所詮女親には勝てない一面はある。でも男親しか出来ない事もたくさんあるから、父親とは何か?今の接し方ではたして良いのか?を一年に一度見直す事の出来るのが「父の日」ではないだろうか。ネクタイを1本もらってそれで首根っこを捉まれてはたまらない。お父さん達、かみなり親父になりましょう!