お受験と英才教育・・・めだかの子をマグロに育てるの?

  毎週送ってもらっている都麦出版の鳥居社長のメールから、今週興味深いものがありましたので添付させていただきました。
  有名大学付属小学校の受験が、もうこういうところに影響を及ぼしているようですね。外国の言葉を早く覚えることは使わなければ早く忘れる、と言う事を分かっていない親が多いようです。「子供に勉強させる前に親がやれよ、そして親の口から教えたら一番いい!」と思うのは私だけでしょうか?ピアノを習う子供の何パーセントが大人になってもピアノを弾ける事ができるでしょうか・・・無理にさせて余計に嫌いになった大人をたくさん知っています。私は小さい頃、家が貧しくて英語やピアノなど話した事も触った事もありませんでした。でも学生時代に勉強したくてたまらなくなり英語は話せるようになり、ピアノを引くのはダメですがピアノで作曲、編曲が出来るようになり今に至っています。

  大切なのは環境作りではないでしょうか・・・出来ない親ほど無理に子供にやらせる傾向があるようです。子供が子供の時に経験しなくてはならない事を出来ていない現実が、英才教育から広がる未来よりずっと恐ろしい気がします。


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┃1┃妻が「0歳児から英才教育」
┃ ┃――早いほど覚えやすい、子どもへの負担心配
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 夫「言葉もまだなのに」
 妻「英語なんか早くから体で覚えるのが良いそうよ」

ハロウィーンをきっかけに子どもたちに英語で遊んでもらうイベントを
都内で開いたら、生後九カ月の乳児を連れてくる親がいた」。英語教室や
英語イベントを主催するステラエデュケーション(群馬・沼田市)の井熊
ひとみ代表は、幼児期から英語を学ばせようという両親の熱意が近年特に
高まっていると感じている。

「毎日の生活の中で子どもに『英語シャワー』を浴びせ続けることが大事」
と井熊さんはいう。ステラでは一歳を超えた乳幼児らが一週間に一回集まり、
歌やダンスなどを通じて五感を駆使して遊び、英語を学んでいる。「コミュ
ニケーションの道具として英語を使い、自分の可能性を早くから切り開い
てほしい」という。

アルク(東京・杉並)の野口真佐子キッズ英語編集部部長は「総合的学習
の時間を利用して英語の授業をする小学校が増えてきた。それを意識して、
2000年ごろから子どもに英語を学ばせようという親が激増した」と指
摘する。同社が乳幼児向けに英語教育を施そうと2003年に創刊した
0―3歳児向け雑誌「よちよちえいご」の販売も好調だ。同社を通じて英
国や豪州などの英語圏に乳幼児と親が短期留学する20万―30万円のコー
スも人気を集めている。

矢野経済研究所(東京・中野)によると、幼児・子ども向け英会話教室
英才教育、知育玩具を合わせると2005年の市場規模は2250億円に
達する。特に幼児・子ども向け英会話教室の需要は、少子化にもかかわら
ず拡大傾向にある。

 妻「早くから始めるほど能力も伸びやすいのよ」
 夫「小さい子にそれだけの許容量があるのかな」

幼児期からの受験教育を支援する伸芽会(東京・豊島)。2歳児の授業後、
かばんを持って教室を出る際に子どもが先生に「さようなら」とお辞儀を
する。手をそろえて真っすぐにあいさつできているかもチェック対象だ。
今月から本格化した有名幼稚園受験のため、都内の教室は集まった親子で
いっぱいになる。受験を控えた4歳のクラスは授業の難易度が高まる。色
のついた複数の皿におはじきを何個入れるかなど、5―6人の子どもに先
生が3人ついて手厚く指導している。

同会では1歳児からが教育対象だ。絵本の読み聞かせやシール張りなどを
通じて能力を高める。四歳の娘を通わせている高橋佳枝さん(仮名、32)
は「教室でほめられたので娘に積極性が出てきた」という。高橋さん自身
小学校受験を経験した。「入学後は受験がないので、勉強以外の目標を
見つける余裕ができた」。自分の経験を子どもにも伝えたいと考える。

同会の菊池旬悦社長は「父母の中には『難しい試験を課すのでは』と心配
に思っている人もいる。しかし実際には子どもの成長に合ったカリキュラ
ムを組んでいる。はさみの使い方など、体験を通じて子どもの能力を高め
る工夫を施している」と説明する。

胎児やゼロ歳児のころから親が絵本を読み聞かせたり、動物のカードなど
を見せることでIQ(知能指数)が高くなるという教材を販売している会
社もある。日本学校図書大阪市)は、家庭で親が学習教材を使って乳幼
児に情報を伝える手法をとっている。全国で延べ九万人がこれまでに同社
の教材を使ったという。

 夫「子どもに負担はかからないかな」
 妻「もちろん詰め込みは良くないと思うけど」

早期教育に疑問を投げかける向きもある。「早期教育と脳」(光文社新書
の著書がある東京女子医科大学の小西行郎教授(58)は、脳の発達に沿
って早期に教育を始めなければIQが伸びないという「3歳児神話」につ
いて、「今のところ明確な根拠がない」と指摘する。

乳児行動発達学を専攻する小西教授は、「実は自分も早期教育を受けて育
った」と明かす。母親が教育熱心で、幼稚園のころから英語、ピアノ、習
字、絵画を習った。だが「芸術系の科目は結局ものにならなかった」と苦
笑する。

そうした自身の体験から、小西教授は「受験など目先の目的を追い求める
のではなく、長い目でみて子どもにとって何が良いのかを明確にすること
が大事」という。教える際もあらゆる能力を伸ばそうとスポーツや芸術、
勉強など何でもさせるのではなく、「両親が得意なことから伝えると良い」
との考えだ。いつから教育を始めるかよりも、何のためにどんな教育をす
るかを重視すべきだという。


  過ぎたるは及ばざるが如し、と言いますが、早すぎはやらないが如し・・・
   かもしれません。皆さんどう思われますか・・・・?



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