マインクラフト・プログラミング教室

 小学校で今年から「論理的思考を育てる一環」としてプログラミング教育が始まっている。といってもどこの小学校でもパソコンを使った、いわゆるプログラミング作成教育が始まっているわけではないが、その基本的な考え方に基づいた、論理的思考で問題解決を図る授業が始まっているのである。この教育は中学高校へと進み発展して、2024年には大学共通試験に出題させる予定だそうで、塾でも将来はJava スクリプトによるC言語のプログラミング補習が、始まるかもしれないのだ。

 なぜこのような授業が始まったかといえば、過度の知識詰込み教育の反省があるのである。その最たるものが私は、中学受験と考えるのだ。自分の意志というよりは親や周りの期待から、中学の受験勉強を小学生の4~5年から土日や祭日を返上し深夜まで勉強して晴れて合格、さぁ~これから勉強!と思ったらその子どもたちは受験勉強だけで疲れ果てて、中学では勉強の意欲がなくなっている生徒を多く見てきたのである。中学受験はとにかく点数が良くないと合格しないから、問題に対して論理的に考えるなどはあまりなく、正解するための受験テクニックを多くの中学受験塾などで身に付けているから、いまその弊害にやっと文科省は重い腰を上げて、改革を始めたのである。

 丸暗記の知識など大して重要ではない・・・なんでそうなるのか?などと疑問に考えることが小学校時代には大切であり、その問題を解決するには一体今は何をすべきなのか・・・と順を追って考える習慣を持とう、というものである。しかし、理科や社会の科目はやはり覚えることが主体であるから、小学生の頃に暗記することが無駄とは思わないが、受験勉強は答えや結論ありきで物事を考えてしまう習慣を、この頃から身に付けてしまっているようにも思うのである。やはり反対はしないが私は塾では中学受験はやらないのだ。

 ゲームのように知らない人は、プログラミングを想像するかもしれない。しかし、そんな人でもパソコンなどを操作するときは、その操作をいかにさせるかのプログラミングがそのパソコンのソフトの中で動いているのである。わからない人には無理にわかってもらおうとは思わないし、わからないままでもパソコンは動くからその人はそれでいいのだが、わかる人にはもっとわかるようにするのが教育であるから、反対はしないでほしいのだ。

 16年前に私が、パソコンネット授業も使った塾を始めた時にかなり悪いことを言われたが、今は誰一人パソコンネット授業を否定する人はいなくなった。だから今は言いたい人には言わせておきましょう、結局その人たちはそれが主流になった時に、わからなくて困る人たちなのですから。

新たに始まるマインクラフト使用プログラミング教室の案内を、下記に添付しておきます。

https://juku-michigan.sakura.ne.jp/pic/ad13.pdf