昨年１２月２８日、私が毎週欠かさず見ていた、偉大な番組が終了した。もうここで紹介する必要などないほど多くの日本人に勇気と感動を与え、社会現象にまでなった偉大なる番組であった。毎回日の当たらない英雄達の物語に目頭を熱くして拝見させていただいたのである。
以前「何故こんなにこの番組で心が揺さぶられるのだろう？」と考えた事がある。映画や芝居などのような作られた話ではないからだとか、今もすぐそばにその偉業を成し遂げた人がいるからだとかいろいろ理由を考えて見たが結局、「真実の物語でありその方々の苦労と努力のお陰で私達が、今の豊かな生活を送れているからだ！」とのありきたりの理由しか、その時は思いつかなかったのである。しかし、先日最終回を見て以前聞いたはずの影の英雄達の声を再び拝聴すると、昔以上に私の中に熱き思いが心の底より湧き、涙があふれてきた。英雄達が一様に口にしていた「あきらめず信念を持ってやり通せば、必ず道は開ける！」という言葉に励まされ、私の座右の銘にさせていただいた。
先人のプロジェクトXは終わっても次のプロジェクトXは、今の私達がそれぞれのフィールドで成し遂げなければならない命題なのである。ネバーギブアップ！
We Never Fail Until We Stop Trying !
(我々は挑戦をあきらめない限り決して失敗しない！）
この原稿は06,1/9高知新聞読者投稿欄に「英雄たちに感動、プロジェクトX」の題で掲載されました。今年もよろしくお願いします。
