投稿 心動いた歴史番組

その時歴史が動いた」楽しみだったNHKの番組がまた終わってしまった。毎回ビデオに撮り、興味のある番組はDVDに残してきた番組である。キーマンの松平アナウンサーの重厚な司会も、今思えばすばらしかった。
新発見の歴史的な資料を紐解きながら、コンピューターグラフィックや再現ドラマなどを駆使し、常にその時代の人間に焦点を当て、歴史が動いたその一瞬を正確に見せる手法にはいつもわくわくさせられ、エンディングに使われるその日の主人公の言葉に、毎回のごとく心を動かされたのであった。
しかし、学校での歴史教育が人をふるい分ける入試の道具の一部になってしまっている今の現状に、一抹の悲しさを感じてしまうのは、私だけではないと思う。「歴史」を学ぶ事それは、先人たちの「知恵」と同時に「反省」をも学べさらに、これからの自分たちへの「指針」をも学べるところが、大きいだろう。そう考えると私たちは日本人として、いや人類としていかに歴史のことを、知らな過ぎるのではないかと思う。 
このような気持ちを啓蒙する上でも、次に始まる歴史をモチーフにした番組に期待し、同じようなわくわく感と感動を味わいたいものである。
有料だが下記でこの番組の過去の番組が見られるようである。
http://www.nhk.or.jp/sonotoki/sonotoki_news.html#2

3月29日高知新聞読者「声ひろば」欄に掲載されました。