雨が続けば石油が上がる!?

   ゴールデンウイークも終わり高知は一番季節のいい頃のはずですが、最近は大変雨が多い高知です。まさかこのまま梅雨になって夏が早く来るなどの事はないでしょうが、地球温暖化の異常現象かな・・・などとふと思ってしまいます。
   中国がいま高度成長期を迎えその影響で日本の気候が変わっている、なんて話をなんかで読んだ事がありますが、たしかに私が中国に行った30年前は庶民の交通手段は自転車でそれが三種の神器の一つでした。でもゆくゆくはその自転車がバイクにかわり車に替わって行くだろう・・・と当時から言われていました。確かに道には自動車があふれているようです。そのために中国は世界の石油をいま買いあさっていますし、エネルギー調達が間に合っていなくてしばしば停電が起こるそうです。自転車の時代から比べれば環境の悪化はかなり進んでいると思います。その空気が風下の日本に流れてきて雨になれば、問題かもしれません。
   世界経済とは難しいものです。我が国は中国にたくさん自動車プラントを作り車を売りまくっています。それで利潤を上げる反面、世界の石油事情がひっ迫してきてガソリン代が上がり先進国では車が売れなくなってきています。GMなどは大変苦しい経営のようです。しかし、トヨタは20兆円を越える売り上げを上げています。やはり省エネ技術をコツコツ積み上げてきた日本の技術力の勝利でしょうか・・・でもふと思いました、石油の値段で車の売れ行きが決まる時代ですから、自動車メーカーが石油販売の世界に身を置かないのはなぜだろう・・・?投資という形で参加していると思いますが益々の省エネ技術の進歩を願うものです。

   日本で雨が続けば石油があがり、車が売れなくなる・・・なんていわれるようになるかもしれません・・・新たな経済学説です!