地域に根ざした大人と子供のための教室

   最近少し驚く内容の新聞記事を目にした。この飽食の時代にあって親が共稼ぎで忙しく、満足に我が子に食事を与えることができずその子が栄養失調になっていて、見かねた小学校の校長が給食の牛乳を校長室で与えているというのである。


   そこまでして働いても子供すら面倒が見られず、生活も立ち行かない人が存在する今の格差社会、「今こそ起業、独立の時代!」と政府はもてはやしておきながら、その口車に乗って起業した人たちの多くが貯金ゼロの世帯になり、生活が汲々としている。「起業バカ」なる本も話題になる時代であるが、どれだけの割合の人が成功をつかみその仕事を始めて良かった、と実感していることだろう。こんな時代だから我が子は塾に行かせて、学力をつけ十分な教育を与えて安定した社会人生活を過ごさせたい!と親は願っているものだとつい最近まで私は考えていたが、実態はそうではないようだ。生活に余裕のある世帯がよりよい教育環境を得て、この子供たちが塾や稽古事に通え高額な私立学校に進み、安定した社会人になれるようであるのだ。東大生の親の所得平均が日本の大学生の親の平均所得の中で、一番高いというのである。そして高知では月々7〜8万もの月謝が必要な高額な塾がはやったりしているのである。その塾に通わせている親が先に述べた「起業家」ではまずありえない。

    私はこのような時代ははっきり「NO!」と言いたい。お金がなくてもそこそこの教育は受けられ、立派な社会人に育つ事を多くの子供たちを健全に育てて証明したいと思う。高いお金を出した人がより良い教育を受けられるなんて、絶対におかしい!地元に在って普通の子供たちが努力次第で、より良い教育を吸収できる基礎学力を付けさせたいのである。
    昼間のパソコン教室は逆に、今までパソコンになじめなかった多くの大人の方々に、文明の利器であるパーソナルコンピューターの基本的な使用法を教えている。すばらしい教材システムでまた当教室独自の運営方式、時間1050円という格安の授業料と相まって分りやすく、塾のように時間の融通がきき多くの方々にパソコンのすばらしさを実感していただいている。学校で言えば小学校の先生だと思っている。パソコンの楽しさ、便利さ、すばらしさを実感してもらいある程度の事が出来るくらいまでの指導に限っている。個人的な趣味は本人でそれ以後に学んでいただきたい。それが出来るようなしっかりとした基本を、教えるようにしている。大人の世界も子供の塾と同じで、あまり手のかからない生徒もいれば手がかかって仕方ない生徒さんもたまにいらっしゃるが、怒る事無しに出来るだけ笑顔で対応している。しかし、無断で休んだり突然来なくなったりする方もいて心を痛める事もない事はない。


     大人の世界でもこれだから、子供に手がかかるのは仕方ない事なのだ。地域の方を中心に、学ぼうとするあらゆる世代の気持ちを大切に育てたい。10人が10人、英会話が出来たら良いと思っている。きっとパソコンも多くの方が使いこなせれば良いなと思っている。でもそれらはふだんの生活にはなくてもかまわないものだから、習い始めても挫折しがちである。
     出来たら・・・と、思うだけの人、行動に移す人、挫折する人、何とか続けてそれなりに物にする人などさまざまだが、どうせ始めるなら行動するなら集中的に学んだ方がずっと早く身に付く。今は生活に仕事にそれらが必要ないから、余計にそれを身に付けることが、その方の知的レベルを高くする所以(ゆえん)かも知れないが、それが社会生活で必須要因になったときには逆に、身に付けられない人は肩身の狭い思いをするかも知れない・・・・今の子供たちが大人になる時代に、私達親がパソコンくらい出来ないとまったく隔離された世界に住むような違和感を感じるようになるのではないか・・・とか「お前の親は、パソコンも出来ないの?」なんて言われる時代のその時「知らない、出来ない」では済まないかも知れない・・・


     (英会話とパソコンを教えるものからのアドバイス

     分る事から習いましょう!そしたら楽しくなります。
     楽しかったら続きます。そしたらもっと分ってきます。
     するともっと楽しくなり、続きます!
     楽しさを教えられない教室の先生は、代えた方がいいでしょう!
     身に付けながら実践で使う事です。これしかありません!
     私の所においで下さい。初めての人ほど歓迎ですから!
     タダで習うのは身に付きません、それなりの資本を投資しましょう。
     習う期間を決める事です、
     そして最後はあなたのや・る・気です。