何で学制は6・3・3・4制のままなんでしょう・・・?

  長かった夏休みが終わり今日から新学期です。でも最近は2学期制を取る学校も増え、28日から学校が始まっていたりして、以前のような感覚はあまりありません。週休2日制が始まりその余波で恒例の運動会が5月にあったりします。俳句の季語で運動会はたしか秋を表わすものですが、それが変わるかも知れませんね。

   最近よく子供の学力が落ちたと言いますが、それは紛れも無く週休2日制が原因です。単純に考えても土曜日に学校で習っている事が習えなくなり、勉強時間が減ったのですから学力が下がるのは当たり前の事です。導入時にこんなことはかなり話されましたが、「欧米では永年続けられていてそんなに学力低下が問題にはなっていないし、世界的な流れである・・・。」見たいな話がありました。だから欧米は日本より学力が低かったのです。最近北欧、フィンランドの教育水準が高いと言われ愛媛県では学校の先生方がその秘密を探ろうと今研修に行っているようですが、先生がみんな大学院の教育修士号を持っているとか、学校環境が全く違うとか・・・きっといろいろ話はでてきます。

  でも私は学力低下の原因が、学校での勉強時間の少なさにあることがわかっているのなら、また増やせば一番早く効果があると考えます。週休2日も大切です。それなら小学校を7年にすればいいのです。中学校も4年、高校は卒業したら短大レベルの学力が身に付けられるよう4年くらいにしたらいいのです。なんで6・3・3・4制にこだわるのでしょう?5歳で入学20歳で学校を卒業、なんていう改革が今こそ必要です。そしてさらに専門的な大学教育を4〜5年かけて身に付けます。6・3制が制定されたのが戦後すぐ、それから60年、日本人の平均寿命は飛躍的に延びました。学校を済むのが今より1〜2年遅くなっても全くかわりはないと思います。国会議員に憲法まで変えようとする動きがある昨今、学制はもっと簡単に変えられるのではないでしょうか?そしてもっと優先すべき事のように思います。

   アメリカの大学で英語を学んでいた時、そこの大学は夏休み3ヶ月間を在学中に学校に通って単位を取れば、なんと最短3年で卒業が出来たのです。そのコースを取っていた知人は「自分のお金で通っているから1年短いと学費がすごく安く済む・・・」と話していました。アメリカらしいと思いましたね。そんなことが日本の大学でも出来るようになったら、今まで以上に大学の特色が出せて、大学教育がより活性化していくと思います。

    大変お金のない高知県、いや我が国です。資源もない国や県が生き残っていくには教育に力を入れることが、長い目で見ても生き残れる手段だと信じます。教育立国、教育立県を今こそ目指す時ではないでしょうか?ガリ勉させて有名大学に行かせるのが教育ではありません。底辺の底上げこそ一番大切な事で、小学校時が一番大切です!国語も算数もこの基本が一番大切であることをわかっていただきたいのです。だから私は地元密着でがんばっています!