ガーナからの高校生

     今週もいろんな事があり、また考えさせられる事も多かったです。
まずこの前の日曜日にボランティアですが、日本にホームステイしているガーナからの高校生の通訳のお手伝いをしていました。近所の中学校に短期で訪問滞在しているもので、その家庭の方も英語はそこそこおできになるのですが、話が途切れて重い沈黙状態になるから・・・とお呼びがかかりました。日本語にもいろいろ種類があるようにガーナの英語も少し訛があるかな?と心配していましたが、こちらが標準的な英語を話すとそれにあわせてくれたかのように、わかりやすい英語が返って来ました。

     よく早く話したり難しい単語を多用しながら英話を話す人を、驚嘆の目で見たりしますが、日本語でも会話の時に早口で話したり、わかりにくい単語を多用する人って敬遠されませんか?「あの人と居たり話したりするとすごく疲れる・・・」なんて言われます。これはその人に対する褒め言葉ではありませんよね、英語はよけいにそうでわかりやすい話し方をしないと、知的レベルまで疑われたりします。そしてジョークがとても大事です。これらは日本語と何ら変わりはありませんから、日本語でこれらができない人は英語ではまず出来ないでしょう。日本人がふだん無口なのになんで英語を話すときにおしゃべりになりますか?あっ!私はこの類の話になると熱くなり早口になりおしゃべりになって嫌われますから、止めておきます。英会話を物にするのなら、外国に行く日程を事前に決めてそれまでに精一杯努力する事です。はっきりとした目的がないとまず、英会話は出来るようにはなりません。

      元の話題に戻りましょう。来日中の高校生T君はあまり観光などには興味が無くて、趣味の音楽のお店に連れて行きましたところ大変喜んで、お店にある楽器を試奏し始めました。私が懇意にしてもらっているお店で良かったです。あちらではかなり高価な日本の楽器を手にした彼はとてもうれしそうでした。お店の方も帰り際に記念にと楽器メーカーのシャープペンをくれたりしました。私もトランペットを数本持っているので一緒に川原に行き吹きました。きっと彼は日本のことを悪くは思っていないでしょう。

     こんな事から草の根親善は始まります。また音楽のいいところは楽譜は世界共通なんですよね、でも富める国とそうでない国の実情を実感しました。向こうの生活費は日本の生活費の1/10だそうです。かつて我が国もそうでしたから、「もったいない」という心は大切にしたいと思います。いろいろな世界の事を感じた1日でした。