400年前の怨念、今だ健在なり・・・

        先週新聞に「功名が辻」の投稿が掲載されたが、数人の方から「その通りだ!」という言葉と「私は山内に追い出された旧家臣の末裔であり、あんな事をかかれると困る・・・」と言う話もあった。突然電話を掛けてきて名前も名乗らず、「あの記事は気に入らない・・・」と文句を付けられても、あなたの電話の方が私はずっと気に入らない!と言いたかったのである。400年以上も前のことをいまだに恨みに思っているのだろうか?「いまこうしてこの時代に自分が苦労しているのは、山内が入ってきたからだ・・・」とでも言いたいのだろうか・・・時代錯誤もはなはだしい!こんな人たちが高知にはいるから21世紀にもなって発展しないのだろう・・・同じ高知県民として情けない限りである。

         確かに山内が入ってきて関が原以前の旧家臣たちは、江戸時代高知では下級武士として虐げられた事実はあり、それが積もり積もって倒幕、明治維新につながった事も周知の事である。ただ私は先週の投稿ではそんなことまでは触れてもいないし、微塵も書いていて考えなかった。ただこの放送をチャンスとして有形、無形の財産として高知県の発展に利用できれば・・・と希望を書いたまでである。確かにテレビの効果で観光客は増え、高知城の見学者も増えてきているし、高知が大きく宣伝されたのは紛れも無い事実である。それで高知県が潤えば良いと思う・・・ただそれだけの話だ。でもそれをあからさまに書くと採用されないから、私の好きな音楽を織り交ぜあの投稿を書いたのである。私のように感じている人たちは高知のみならず、全国にいるはずだ。

         小さい頃より慣れ親しんでいる高知城を私は誇りにしているし、ずっと永く守っていきたいと思っている。しかし、あのお城を見るたびにニガニガしく思っている高知県民も居る事を知った。でもいつまでそんなことにこだわり、腹を立てるのか・・・腹を立てるだけでは高知県はよくならないのである!
         いくら腹を立てても決して歴史は変らないのだから・・・