作文の書き方

        もうすぐ新学期ですが、学校によっては公立も私立ももう始まっているところがあります。早いところでは8/25から始まっており、8/28から始まったところもあります。
        小中学生に「宿題はおわったか?」と聞いて「プリントの宿題は早めに終わって、工作や絵も終わったけど読書感想文がまだ・・・」「本は読んだの?」「もうすぐ読み終わる・・・」との事。書き方が分からないと聞いてくる生徒もいれば、「本は好きだから読んだ後で思ったことや感想を書いて、ほめられた事があるから大丈夫!」と言う生徒もいました。
        私も文章は書く事は好きでしたから、今でも投稿を続けていて新聞の投稿を読んで「出来たら作文や、つづり方を教えてほしい・・・」来る生徒もいました。私が一番先に教えることは絶対に字数を守る!という事です。字数制限が500字なら限りなく500字に、原稿用紙3枚なら3枚近く書かせます。序破急なり起承転結の文章構成を事前に考えていないと、それらの内容配分の字数が決められません。内容が本の説明になったり、内容とかけ離れた自分勝手な意見に終始したりする事がありますから、それらを強く戒める意味でもしっかり内容を読ませ、何について書かれてあり作者はそれについてどう思っているか、などを細かく箇条書きさせて本文を書かせます。ほとんど個人指導になるので空いている時間に来てもらいますが、人生経験の浅い学生アルバイトなどに出来る指導ではない事は、確かです。

         これからの時代、デジタル化していっても文章の読解能力や作成能力を身に付けるには、アナログ的な手法を繰り返すしかないのです。文章を書いて多くの人にほめられる快感を覚える事が、この授業のやる気を促す最良の方法だと思います。作文を子どもさんが書いたらあなたの前で発表させ、大いにほめて上げてください。