大阪府教育委員会の保護者からの苦情対策法

 ちょうど中間試験の最中で、試験で少しでも良い成績を取るべく、私も塾生もがんばっています。でも同じように教えても取れる点数にはばらつきはありますが、これは仕方ありません。顔がみんな違うように試験の成績もばらつきはあるものです。前よりは頑張っていれば保護者にも「この調子で期末も頑張りましょう!」と言えるのですが、あまり良くなければ「今回の試験を反省材料として期末は、少しでも期待に答えられるように頑張ります。」と言って期末は早めに対策を講じたりします。
 でも塾の場合はそれでも結果が出ない場合は「退塾」という形で保護者の気持は理解できるのですが、学校の場合辞めるわけにはいかないので親によっては「子どもがもっといい点数が取れるように、よく面倒見ろ!」と言ってくる保護者もいるようです。自分の子どもは悪くない、勉強が分からず点数が悪いのは、教師の教え方が悪いからだ!という考え方です。いままで良くてその先生に習って急に悪くなればそうも考えられますが、今まで良くなくて、子どももあまり努力していなければその原因は、自分の子どもにあると考えるのは当たり前のように思います。このような一般には理解しがたい「いちゃもん」をつけてくる親に対しての対応マニュアルが、大阪府教委から出されたのです。精一杯相手のいう事をまずは聞き、誠意を持って対応するが脅迫や暴力行為については、警察への連絡もしていくように書いてあるそうです。
 大変デリケートで難しい問題ではありますが、学校の先生方は本来の勉強を教えることより、このような違ったことで神経をすり減らし、やる気をなくしている現状があるからだそうで、優秀な先生方が身勝手な親に潰されている現状はやはり、何とかしなければいけないと思います。その対策の一環として強面の先生がこれから増え、その先生は柔道剣道空手などの有段者だったりして・・・