選挙の後には・・・

 年末のあわただしい中の衆議院の総選挙が終わりました。やはり予想通り自民党公明党の圧勝で維新勢力もそこそこ票を伸ばし、低い投票率に乱立する新党は自滅、やはりしっかりと組織票を持っている党が、確実に議席を確保したように思いますし、「この人(党)がいいから」ではなくて「この人(党)はどうも・・・」で消去法で選ばれた議員が残ったような気もします。自民党が勝ったというより、間違いなく民社党が負けた選挙でした。
 2回目の安倍さん、目先の景気浮揚に眼がいって防災対策といいながら昔ながらの政治が行われ、数年後には国民の借金が1000兆を超えているようでは、野田首相が行った財政再建策など何もならなかったことになるでしょう。また防衛のために憲法改正のハードルを低くしたいといっているのですが、それでは将来多数を占める政党が憲法で気に入らない点があれば、簡単に好きなように変えられるようになりやしないかとも心配します。この人にはもうあとはありませんから、それは必死でやるでしょう。それが国民によい将来をもたらしてくれることを期待致します。
 県外にいる高校で現代社会を教えている友人が「今の世の中は歴史に残る政治の激動の時代なのだが、きっと今の高校生にはそのすごさが分かっていないと思う。彼らが50くらいになって彼らの子たちが勉強で今の政治の流れを学ぶときにしか多分分からないだろう・・・。」と嘆いていました。その通りだと思います。安部さんは結果によっては歴史に名を残す総理大臣になるかも知れません。その歴史的な流れを私たちも目撃しているのです。是非自分の後に続くものたちに語りつなごうではありませんか、昨日の地元紙を保存しようと思います。3年前の民社党政権交代以上に、今回の自民党の政権奪取はまさしく日本の立憲史上に残る政権交代であるでしょう。